2025年5月26日 (月)

14時、現地大盤解説会が始まりました。三枚堂七段と和田あき女流二段が初手からの進行を振り返っています。序盤の駒組みの注意点や狙い筋を丁寧に解説していました。

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昼食休憩明けの再開が近づき、斎藤八段が対局室に戻ります。伊藤叡王は定刻を少し過ぎてから戻りました。佐藤康九段が見守る中、両者とも険しい表情で盤面を見つめています。ピリピリとした緊張感が漂っていました。

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12時30分、伊藤叡王が12分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲斎藤八段1時間30分、△伊藤叡王59分。昼食は両者とも「高知四万十うなぎのうな重」と烏龍茶。うな重には小鉢、肝すい、奈良漬け、果物、サラダ、仁淀川山椒がセットになっています。偶然、同じ注文になりました。対局は13時30分に再開されます。

本局で使われている駒は掬水作、水瀬書の盛上駒です。

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現地で三枚堂七段と和田あき女流二段がABEMAの中継に出演しました。和田女流二段が向かった先は「ルーフトップバー」。ドアを開けると目の前に東京湾が広がり、心地よい風が感じられます。カウンターではバーテンダーに扮した三枚堂七段が待っていました。和田女流二段に「いつもの」として差し出したのは、ノンアルコールのピニャ・コラーダ。浦安市PR大使でもある三枚堂七段は和田女流二段とともに、スタジオと笑顔でやり取りしていました。

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戦型は角換わりに進んでいます。第1局から第3局まで相掛かりが続いていたため、三枚堂七段は「挑戦者が流れを変えるために指すのでは」と予想していました。角換わりといえば昔から腰掛け銀が主流でしたが、近年は早繰り銀が見直されてタイトル戦でもよく見るようになっています。本局は互いに飛車側の端の位を取っているのが珍しく、先手は金銀3枚の矢倉に組んで守備的、後手は浮き飛車に構えて攻撃的と、双方の布陣に特徴が見えます。佐藤康九段は「茫洋とした戦いになって一手一手が難しくなりそうです。長い中盤戦になることが予想できますね。このシリーズはお互いに中盤で時間を使うことが多いですけど、本局も斎藤八段がそうした展開を志向しています。伊藤叡王は隙あらばポイントをあげようとしていますが、それができないと、じっくりした展開になると思います」と今後の展望を語りました。

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叡王戦五番勝負では対局者に不二家のおやつが提供されます。10時30分、午前のおやつの時間になりました。伊藤叡王は「金と銀」とアイスティー、斎藤八段は「ペコちゃんのツインほっぺ(埼玉県産あまりん&ミルキークリーム)」とオレンジジュースを注文しました。「金と銀」はカスタードクリームとシャンテリークリームの2種類を使ったシュークリーム。「ペコちゃんのツインほっぺ」はスポンジにイチゴクリームとミルキークリームが入っています。

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朝は関係者の待つ対局室に挑戦者、叡王の順に入室しました。伊藤叡王は伊藤流、斎藤八段は大橋流でそれぞれ駒を並べていきます。定刻の10時、立会人の佐藤康九段が開始を告げて対局が始まりました。

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2025年5月25日 (日)

本局の模様はインターネットTV「ABEMA」で中継されます。解説は鈴木大介九段と村中秀史七段、聞き手は加藤結李愛女流二段と脇田菜々子女流初段です。

【ABEMA】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/Cmp5T3rV32EQz3

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日本将棋連盟のYouTubeチャンネルでは、終局後に窪田義行七段と井出隼平五段による振り返り解説をライブ配信します。開始は22時の予定です。

【日本将棋連盟 YouTube】
https://www.youtube.com/watch?v=LeVybFBavR4

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歓談に移ってからは、会場に用意された日本酒を佐藤康九段が振る舞うサービスや、明日の見どころを語るトークショーで楽しいひとときになりました。

佐藤康九段は「伊藤叡王と斎藤八段はちょっと世代が違う。しかし、読みの波長が合って、終盤までどちらが勝つかわからない熱戦が続いている。戦型は相掛かりばかり出ているので、また相掛かりではないか。第3局から3週間空いたので、仕切り直しての戦いになる」、三枚堂七段は「NHKで相掛かりの講座を担当したこともあり、今回のシリーズは棋士の中でも楽しんでいるほうだと思う。斎藤八段は読みを入れて踏み込んでくるタイプ。伊藤叡王は受けが強いので、決め手を2回放たないと倒せない。棋風が全く違うのに、熱戦が続くのは珍しい。流れを変えるなら角換わり、特に(斎藤八段が得意にしている)早繰り銀は考えられる」と展望を語りました。

棋士の揮毫色紙などが景品となった抽選会があり、最後にハイアットリージェンシー東京ベイのオーナー会社、相互物産株式会社の浅賀信也・常務取締役が「皆さまが快適に過ごせるようにしっかりお手伝いをしたい。明日の対局が素晴らしいものになるよう祈念したい」と中締めの言葉を述べ、前夜祭は盛況のうちに終了しました。

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(相互物産株式会社 浅賀信也・常務取締役)

18時からホテル1階の「ザ ガーデン ブラッスリー&バー」で前夜祭が開かれました。主催の日本将棋連盟からは佐竹康峰・常務理事が「2年間の時を経て実現したタイトル戦。熱い戦い、素晴らしい棋譜を残していただければ」とあいさつ。特別協賛のレオス・キャピタルワークス株式会社から湯浅光裕・代表取締役副社長CIOが「金融は応援。伊藤叡王、斎藤八段をはじめ棋士を応援して支えてきたい」、第4局協賛のハイアットリージェンシー東京ベイから加藤正樹・総支配人が「タイトル戦開催は初めて。最初はクエスチョンマークばかりだったが、いずれビックリマークとして皆さまに感動を持っていただけるようにできれば」と話しました。

両対局者は記念の花束を受け取り、伊藤叡王は「一人で泊まるのがもったいないような贅沢な空間で、タイトル戦の特別感を味わっている。一局を通して集中を保ってよい将棋を指せれば」、斎藤八段は「とても熱意を込めてご準備くださっている。いい対局をして恩返しになれば。まず一局を返せるように精いっぱい頑張りたい」と決意表明。対局者が明日の対局に備えて退出すると、立会人の佐藤康光九段が「熱戦が続いている。明日は注目の一局。名勝負を期待したい」と乾杯の音頭をとりました。

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(日本将棋連盟 佐竹康峰・常務理事)

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(レオス・キャピタルワークス株式会社 湯浅光裕・代表取締役副社長CIO)

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(ハイアットリージェンシー東京ベイ 加藤正樹・総支配人)

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(伊藤匠叡王)

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(斎藤慎太郎八段)

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(立会人 佐藤康光九段)