対局場の「シンガポール日本人会」は1915年に設立された会員制クラブ。施設内には多目的ルームやカラオケルーム、日本料理や売店などがあり、対局日には日本人の親子の姿が多く見られた。対局には4階の和室が使用されている。
【シンガポール日本人会】
https://www.jas.org.sg/
対局場の「シンガポール日本人会」は1915年に設立された会員制クラブ。施設内には多目的ルームやカラオケルーム、日本料理や売店などがあり、対局日には日本人の親子の姿が多く見られた。対局には4階の和室が使用されている。
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伊藤叡王は昼食休憩を挟む1時間3分の長考で▲3四飛(1図)と指しました。控室では▲3五飛が検討されていました。▲2二角成△同銀▲3二飛成が狙いです。▲3五飛だと△8八角成▲同銀△4四角といった筋が生じるため、角筋を避けたのかもしれません。1図以下、△8八角成▲同銀△5五角(2図)と進んでいます。△5五角は▲2二歩を消しながら△1九角成を見ています。

三枚堂達也七段は後手持ちの見解を示す。「ペースまではいってはいないと思いますが、後手のほうが攻め筋(△1九角成や、△9五歩▲同歩△9八歩▲同香△9七歩▲同香△9八飛)が見えますので。▲3四飛は3六の歩を取る狙いで、受け寄りの展開ですし、1筋の2手をどう生かすのか。先手のほうがより神経を使うでしょう」と三枚堂七段は話しています。

伊藤叡王の先手番で相掛かりに進みました。伊藤叡王の得意戦法ですし、居飛車本格派の斎藤八段も迎え撃つと前夜祭で予想されていました。
後手番の斎藤八段は▲9六歩に対して△9四歩(1図)と受けました。含みの多い手で、右桂の退路を作りながら先手からの▲2四歩を牽制しています。
2図までは前例がありました。2022年度の第81期順位戦C級1組の▲黒田尭之五段-△三枚堂達也七段戦(先手勝ち)です。三枚堂七段は△8四銀と上がって飛車交換を拒否しましたが、斎藤八段は△5二玉と上がったのです。以下、実戦は▲8二飛成△同銀▲7六歩△3六歩▲1六歩△7二金と進んでいます。前例のない進行で、新定跡が誕生するかもしれません。
本局はABEMAでライブ中継されています。解説者は屋敷伸之九段、石田直裕六段。聞き手を本田小百合女流四段、貞升南女流二段が務めます。
【叡王戦 伊藤匠叡王対斎藤慎太郎八段】
https://abema.tv/now-on-air/shogi