2018年4月14日 (土)

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図は20手目△8五飛まで。前例は△8四飛でした。△8五飛の中段飛車は高見六段の工夫です。金井六段が30分以上考えています。
控室でも検討が進められています。▲2六飛△2五歩に▲3六飛!と戻る指し方も示されていました。

20180414_hikaesitu (11時ごろの控室。和やかな雰囲気)

Dsc_0409(対局室に向かう福崎九段と佐藤康九段。「仲よく歩いてるの撮ってんの~」と福崎九段)

Dsc_0416(両対局者が入室前の対局室。左から記録係の柵木三段、立会人の福崎九段、佐藤康九段、本局の観戦記を担当する白鳥士郎さん)

Dsc_0424(駒袋を開ける金井六段)

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Dsc_0463(定刻の10時対局が開始された。初手▲2六歩を着手する金井六段)

Dsc_0470(2手目△3四歩を指す高見六段)

Dsc_0472(2手進んで、生茶を飲む高見六段)

 

おはようございます。第1局のスケジュールは下記の通りです。本日もよろしくお願いいたします。

10:00 対局開始
12:30 昼食休憩
13:00 現地大盤解説会開始(於・KKRホテル名古屋 3階「蘭の間」)
13:30 対局再開
15:00 おやつ
18:00 夕食休憩
18:30 対局再開

Dsc_0404(今朝の名古屋市は曇り。午後からは雨の予報)

叡王戦第1局の解説会は下記にて行われます(名古屋城での解説はございません)。

4月14日(土)13時開始

会場 KKRホテル名古屋 3階「蘭の間」

解説者 山崎隆之八段
聞き手 長谷川優貴女流二段

入場無料


【KKRホテル名古屋】
http://www.kkr-nagoya.jp/index.html

Dsc_0055(検分後、名古屋城の敷地内にて)

叡王戦第1局をお楽しみに。

Dsc_0368(前夜祭の最後は田中魁秀九段門下の兄弟弟子。佐藤康九段と福崎九段が登壇)Dsc_0389(ここでも福崎九段のパワーは全開。弟弟子の佐藤康九段はタジタジ)

Dsc_0397「最後はアレやで」という福崎九段。「エイエイオー」で前夜祭はお開きになった。

Dsc_0332両対局者が退室すると、(左から順に)山崎八段、豊島八段、長谷川女流二段、中澤沙耶女流初段、室田女流二段が登壇して、第1局の戦型予想や両対局者の印象などを話した。進行は室田女流二段が務めた)

豊島八段
「後手番の高見六段は横歩取りが得意で自分も負かされました。ただ、最近はいろいろ指されています。金井六段とは奨励会入会や四段昇段が同期です。高見六段は対戦前に将棋を調べましたが、強いなと感じました」

山崎八段
「戦型予想は豊島八段のいうとおりかなと思います。高見六段は東西分かれていてあまり知らなかったのですが、面白い方ですし、人柄もいいですよね。金井六段はいつも柔らかい感じで、コメントを聞いても育ちのいい方だなと思います」

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長谷川女流二段
「私も横歩取りかなと思います。研究がぶつかる将棋が楽しみです。金井六段とは、仕事が一緒だったときに、その場になじんでいるか気にされて、声をかけてもらいました。高見六段と直接はあまり話をしたことはないのですが、楽しそうな先生だと思います」

中澤女流初段
「私も居飛車党なので、明日の対局を楽しみにしています。横歩取りだと思いますが、個人的には角換わりを見たいです。
金井六段はテレビでしか見たことがなかったのですが、前夜祭で話をしている姿を見ていて、やさしそう雰囲気があるなと感じました。高見六段とは愛知県で一緒にお仕事したことがありまして、話しかけてくださって緊張が解けたことがよくあります。
以前、電王戦で姫路城でレポーターをしたのですが、とても緊張してしまったので、しっかり務めたいと思います」

(書き起こし=銀杏、写真=吟)

2018年4月13日 (金)

前夜祭では来場している各棋士の色紙が抽選でプレゼントされた。

Dsc_0204(トップバッターはノリノリで登壇した福崎九段)

Dsc_0213(司会のかたを巻き込んで、福崎節が止まらない)

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Dsc_0243(室田伊緒女流二段が登壇して、色紙を手にすると会場からは「うまい……」の声が各所から聞こえた。手にしている色紙は一期一会)

 


Dsc_0162(チアドラゴンズから花束を受け取り、記念撮影に応じる両対局者)

Dsc_0176(第1局の抱負を話す金井六段)

「名古屋は初めて……ではありません。子ども大会に出たことがありますし、棋士になって東海研修会の指導をしたこともあります。
以前、名古屋の大学の友人に会いにいって、名古屋城を案内してもらいました。大阪での対局の翌日だったので、気持ちよく行ければいいなと思っていたら、実際にその流れで観光できたので楽しかったです。今回、またいい思い出ができたらと思います。
タイトル戦を戦える幸せを感じながら、強い気持ちを持って臨むことが大事と思っています。最後に天下を取るために名古屋城で精一杯戦うことを誓い、私のあいさつとさせていただきます」

Dsc_0186(第1局の決意を語る高見六段)

「今回、叡王戦がタイトル戦になったことは歴史的な出来事で、誰も手にしていないタイトルということで新たな気持ちで臨みました。
棋士になって6年半ほどたちますが、うまく活躍できませんでしたので気持ちを強く持って臨みました。そうしてここまでこれたのは、運があったことや導きのようなものがあるのかなと感じます。
私は横浜出身ですが、生まれは名古屋です。あと、夢は「城で対局をしたい」といっていたんです。生まれた地でのタイトル戦で夢がかなうこととなりました。成長したところを見せられたらと思います。
たくさんの方の支えや準備を盤上でお返し出来たらと思います。タイトル戦を見にきてよかったと思えるように精一杯戦います」

Dsc_0193(叡王戦の健闘を誓いガッチリ握手)

(書き起こし=銀杏、写真=吟)