2026年4月18日 (土)

2026041851

午前中はゆったりとした進行でしたが、休憩明けから激しくなりました。伊藤叡王が8筋で継ぎ歩攻めをすると、斎藤八段は手抜きで▲2五桂(51手目)と積極的に攻め合います。以下△8六歩▲8八歩△3三桂▲同桂成△同金▲3四歩△8七桂と進みました。

2026041858_2

8筋の取り込みは後手のポイント。しかし伊藤叡王はそれだけに満足せず、△3三桂と守りの桂をぶつけて交換し、△8七桂(58手目)と鋭く踏み込みました。以下▲6九玉△3二金▲2四歩△9九桂成と猛烈な攻め合いです。形勢は伊藤叡王がリード。斎藤八段は巻き返しの策を練りたいところですが、直線的な展開は紛れが少ないのが不安要素です。

15時、午後のおやつの時間になりました。伊藤叡王はプレミアムチョコ生ケーキとアイスストレートティー、斎藤八段はサンリオキャラクターズキラキラフルーツババロアケーキとご当地サイダーの「柚子乙女」を注文しました。プレミアムチョコ生ケーキはココアスポンジでチョコクリームと濃厚なチョコガナッシュをサンド。サンリオキャラクターズキラキラフルーツババロアケーキは黄桃・りんご・みかんのシロップ漬けをトッピング、白桃のゼリーで仕上げたさっぱりした味わいです。

Dsc09866

Dsc09881

昼食休憩中、対局室には先に斎藤八段が戻っていました。しばらくして伊藤叡王も戻ります。定刻の13時30分になると深浦九段が再開を告げましたが、手番の伊藤叡王は険しい表情のまま、しばらく指す気配はありませんでした。

Dsc00287

Dsc00297

Dsc00317

Dsc00422

Dsc00439

Dsc00448

2026041845

12時30分、伊藤叡王が14分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲斎藤八段1時間33分、△伊藤叡王55分。昼食は伊藤叡王がアパ社長カレースペシャル、斎藤八段は鰤大根と加賀黒米うどん(温)にミニアパ社長カレーロールカツ春野菜添えを追加で注文しています。飲み物は伊藤叡王が緑茶(冷)、斎藤八段が加賀棒茶(冷)です。対局は13時30分に再開されます。

Dsc00254

Dsc00219

Dsc00261

Dsc00262

Dsc00264

Dsc00263



対局場のアパリゾート佳水郷は2006年8月31日に開業しました。柴山潟の湖畔に位置し、客室はすべてレイクビューです。2024年に叡王戦五番勝負の開催を記念して盤と駒のモニュメントをエントランスに設置。「将棋コーナー」には過去に開催された叡王戦の資料や将棋の歴史を学べる年表が展示されています。2025年に枯山水や庭園に石造りの駒を配置し、和洋室のコネクトルームには「飛車/竜の間」のように駒と成駒の名前をつけました。叡王戦だけでなく、アパジュニアカップこども将棋大会を開催し、将棋普及に力を入れています。2026年は20周年を迎える節目の年になります。

Dsc00161

Dsc00165

Dsc00158

Dsc00171

Dsc00162

Dsc00163

Dsc00166

Dsc00149

Dsc00152

Eiou2026041801013111時を過ぎて▲3五歩と突き出し、斎藤八段は戦いを起こしました。上図から△同歩▲4六銀△3六歩▲2六飛△4三銀▲3五銀△4五歩(下図)と進みます。Eiou20260418010138斎藤八段は40分を超える長考に沈みました。深浦九段は▲2四歩△同歩▲同銀△5四銀右▲2三銀不成△4四角の変化を示します。以下、▲2八飛なら△2七歩▲同飛△2六歩(変化図)で後手の反撃が決まります。2026041848先手は踏み込めるかどうか、慎重に見極める必要がありそうです。
Img_5510(午前中、控室のひとコマ)Dsc00186(偶然、現地を訪れていた室田伊緒女流三段も加わった。撮影は文)

2026041823

本局は先手番の斎藤八段が矢倉を目指しました。前夜祭では相掛かりが本命と見られていただけに意外な印象です。伊藤叡王は主流になっている角道を止めない急戦策で対抗しました。昔の矢倉は互いにがっちり組む相矢倉が主流でしたが、近年は主導権を握りやすい急戦矢倉の評価が高まっています。手元のデータベースで▲7六歩△8四歩▲6八銀という矢倉の立ち上がりを調べると、ここ数年は先手勝率が5割を切っていました。それだけ急戦策は優秀な作戦といえます。斎藤八段の作戦に注目です。

10時30分、午前のおやつの時間になりました。伊藤叡王は抹茶バウムクーヘンと加賀棒茶(冷)、斎藤八段はmilkyクリームドーナツと加賀棒茶(温)を注文しています。抹茶バウムクーヘンは抹茶の華やかな香りが楽しめる一品。milkyクリームドーナツはふわふわ食感のドーナツにミルキークリームが詰まっています。

Dsc09826

Dsc09841

朝、対局室では記録係の平井二段が駒を磨いていました。やがて斎藤八段、伊藤叡王の順に入室。伊藤叡王が駒箱を開けて、伊藤叡王は伊藤流、斎藤八段は大橋流で駒を並べていきます。定刻の10時、深浦九段が開始を告げて対局が始まりました。

Dsc09894

Dsc09890

Dsc09898

Dsc09969

Dsc09995001

Dsc09998

Dsc00018

Dsc09953

Dsc00062

Dsc00120002

Dsc00131