新人王戦中継ブログ

15時。棋譜解説チャットを担当する西尾五段によるUstream動画中継が、いよいよ始まった。動画へのリンクはこちら。

※Ustream動画中継の配信は終了しています。

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14時30分、対局者におやつが運ばれる。メニューは「フルーツ（メロン・パイナップル）、お菓子」。ほぼ同じものが、差し入れとして控え室にも運ばれた。

（メロンとパイナップルの盛り合わせ。芳醇な香りが控え室いっぱいに広がる）

（バラエティーに富んだお菓子）

（14時45分頃の控え室の様子。運ばれたおやつが確認できる）

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14時30分頃、田村康介六段が控え室に。現在、控え室では深浦九段・田中九段・鈴木八段・田村六段が継ぎ盤を囲んでいる。

（田村六段）

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西尾五段によるUstream動画中継の準備が進んでいる。動画配信は15時からの予定。乞うご期待。

（準備中の西尾五段）

※Ustream動画中継の配信は終了しています。

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14時15分頃、田中寅彦九段が控え室に。田中九段は第1局の立会人を務めている。島九段もあわせると、今日一日で第1局から第3局までの立会人が控え室に勢揃いしたことになる。

（田中九段（左）と鈴木八段（右））

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図は13時55分頃の局面。阿部四段は40分以上の長考で▲３八飛と寄った。持ち時間3時間のうち40分は「大長考」と言える。△３五歩に呼応した反発だ。「▲３八飛は一番普通の手ですね」と、控え室の西尾五段。 解説チャットでは「▲３八飛は攻撃的な手です。かなり長考していたので、斬り合って指せると判断したのでしょう」と阿部四段の心理を想像する。ここで加來アマも時間を使って考えている。

（曇天の鳩森神社）

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13時25分頃、鈴木大介八段が控え室に。深浦九段と検討を始めた。楽しげに継ぎ盤の上で駒を動かしている。

深浦「……そうしたらこう、飛車角交換しちゃって、それは嫌ですよね」
鈴木「ですよね、飛車取られたら嫌ですよね」
深浦「え、嫌なんですか？　角の方が貴重じゃないかと思ってたんですが」
鈴木「あ、そうですか。あれ？」
深浦「意見が全然違いますね（笑）」

（鈴木八段（左）と深浦九段（右））

（控え室で検討に使われている盤）

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再開後の一手は△３五歩。穴熊の意志表示をした先手に対して、加來アマが先に仕掛ける形になった。「予想外でしたね。これは攻め駒（飛角金）を活性化させようということです」と深浦九段。

「▲３五同歩なら△同角で、以下▲４七銀には△２四歩▲同歩△２六歩（参考図）から△２四飛を狙います。ただ、実は上図から▲３八飛が気になるので、度胸のいる手ですね。▲３八飛に△３六歩▲同飛は先手がうますぎます。飛車が使えますので。▲３八飛には△２四歩▲３五歩△２五歩▲３四歩△３二金▲４五歩△５三角▲６五歩△同歩▲２二角成△同金（参考２図）と進むのでしょうか。ただしこの展開は、先手にとっては端攻めが怖いですね」


阿部四段はどのような方針で指すのだろうか。「▲９八香と上がったので、穴熊に組むまでは大きな戦いにせず、手を間に合わせる感じでしょうか。ただ、反発したい気にもなりますね。△３五歩は見ない手なので」。

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13時、棋譜解説チャット担当の西尾五段が控え室に到着。15時からのUstream動画中継に向けて準備を進めている。

（西尾五段）

※Ustream動画中継の配信は終了しています。

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（先に加來アマが対局室に戻り、盤をにらむように考え続けていた）

（阿部四段）

（加來アマ）

（文）