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2020年10月

2020年10月19日 (月)

第51期新人王戦閉幕

第51期新人王戦は池永四段の優勝で幕を閉じました。中継は以上で終了となります。ご観戦いただき、ありがとうございました。

Dsc_4096(記念撮影に応じる池永四段)


(紋蛇)

感想戦

Dsc_4064(感想戦)

Dsc_4066_2(池永四段はペースを握りながらも、途中は指し方が難しいと考えていた)
Dsc_4070(齊藤三段は追い上げた手ごたえを感じていたが、逆転ならず)

Dsc_4076

Dsc_4084

Dsc_4089_2(池永四段は昨年の第9期加古川青流戦に続いて、2回目の棋戦優勝となった)

(紋蛇)

終局直後

Dsc_4057(終局直後)

Dsc_4060(勝った池永四段。2連勝で新人王戦を初優勝)

【池永四段のインタビュー】
――お疲れさまでした。まずは池永四段、連勝で新人王獲得となりましたが、いまのお気持ちはいかがですか。
「決勝進出が決まってからは三番勝負で連勝することを目標にやってきたので、それが達成できてよかったです」

――今日の一局を振り返ってください。
「ある程度は予定通りだったのですが、昼食休憩のところは難しい将棋かなと思っていました。そのあと少しよくなったとは思いますが、うまく粘られてしまって。最後に抜け出せたのはよかったです」

――ストレートで新人王です。今後の目標を教えてください
「そうですね……具体的にはこれから考えたいですが、またこのような大きな舞台に立てるよう、活躍できたらと思います」

Dsc_4061(敗れた齊藤三段)

【齊藤三段のインタビュー】
――齊藤三段、残念な結果でしたが、今日の一局を振り返ってください。
「序盤は想定通りだったのですが、昼食休憩以降、こちらが攻めていかなければいけなかったので。形勢はわかりませんが、苦労する展開でした」
――途中は桂香損となりました。
「速攻策を採ったのですが、逆に攻められる場面もあり、作戦として失敗してしまいました」
――三番勝負で戦ってみて、いかがでしたか。
「不甲斐ない結果とはなりましたが、このような舞台で指せることはなかなかありませんので、いい経験になりました」

(書き起こし=康太)

(紋蛇)

池永四段が初優勝を飾る

20201019a

第51期新人王戦三番勝負第2局、▲池永四段-△齊藤優四段の一戦は、図の局面までで池永四段の勝ちとなりました。終局時刻は17時35分。消費時間は、▲池永四段2時間46分、△齊藤三段2時間59分。
勝った池永四段はシリーズの対戦成績を2勝0敗とし、第51期新人王戦優勝を果たしました。

(康太)

17時を過ぎる

2020101982図は△4六飛と打ったところ。両取りが痛いようですが、▲6四竜△同銀▲2五角が冷静な対応です。
2020101985△6六飛には▲8四角の王手飛車があります。後手は美濃のような金銀の連携のよさを生かせるかが勝負です。

Dsc_3992(再開時の池永四段。▲2五角の局面で残り時間は池永27分、齊藤2分と差がついている)

(紋蛇)

控室の検討通り

2020101962図は4六の角を6四に引いたところ。▲8六竜を防ぐ辛抱で、鈴木大介九段・日本将棋連盟常務理事が指摘していました。佐藤康光九段・日本将棋連盟会長は「思いつかない」と話していましたが、齊藤三段が深浦康市九段門下と知らされると、「それなら引きますよね。深浦門下ですから当然ですよ」と笑いました。△6四角以下の指し手は▲5七金△3五歩です。

2020101964▲5七金は▲6六金の歩切れ解消を見せた、力強い一手です。この手も鈴木九段の指摘で「よく現代将棋を勉強していますねぇ」「若手なのに老獪ですね」と佐藤康九段。△3五歩は佐藤康九段のひねり出した勝負手で、控室の検討通りに実戦も進んでいます。

Dsc_4051(佐藤康光九段)

Dsc_4056(鈴木大介九段)

(紋蛇)

先手優勢

2020101959図は△4六角に▲2八香と受けたところ。手堅い受けで、後手は手を作るのが難しいです。先手が優勢になっています。

Dsc_3985(苦しい齊藤三段。勝負手を放てるか)

(紋蛇)

雨の千駄ヶ谷(2)

Dsc_4025(鳩森八幡神社前の五差路を新宿方面、写真で左に向かうと……)

Dsc_4015(左が池永四段がお昼に頼んだ、鳩やぐらがある。午後の飲み物は、右のコーヒーショップのもの)

Dsc_4020(千駄ケ谷限定のマンホールも、雨に濡れて違った味わいがある。大人気将棋漫画『3月のライオン』をモチーフにしたものだ。作者は羽海野チカさん、出版社は白泉社)

Dsc_4011_2

Dsc_4010

(紋蛇)

雨の千駄ヶ谷(1)

Dsc_4021(本日の鳩森八幡神社。本日は雨が降っている)

Dsc_4027(御神木の大銀杏が雨を遮ってくれる)

Dsc_4029

Dsc_4041_2

Dsc_4044

(紋蛇)

先手の桂香得

2020101949
△8一飛に齊藤三段は48分の考慮に沈み、△3三桂と△2五桂を狙って力をためました。以下▲6五歩△同歩▲9一飛成△2五桂と進んでいます。

2020101954先手の桂香得になっています。後手は先手の歩切れが主張ですが、△2五桂に銀を逃げられたあとに継続手がないと一気に苦しくなります。

(紋蛇)