2025年6月14日 (土)

15時のおやつです。

伊藤叡王=チョコまみれザ・ワールドケーキ(ブラジルコーヒー)、水だしアイスティー
斎藤八段=昭和100年記念 思い出のファッションケーキ 1970'sクレープのパニエ、ホットカフェラテ、盤側にブラッドオレンジジュース

お菓子は不二家提供です。ワールドケーキは、チョコまみれザ・ワールド(ブラジル編)とのコラボ商品。パニエはシフォン生地とイチゴジャム、シャンテリークリームをクレープで包み込み、上面にプリンをのせた一品です。

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図の局面。検討では(1)▲7五角△8一飛▲7四銀が有力視されていました。実戦は(2)▲5六銀です。検討手順と比べれば穏やかな選択。斎藤八段は前日のインタビューで、「難しい中終盤の勝負に持ち込みたい」と話していました。いまは(▲7五角で)勝負をかける状況ではない、と判断したのかもしれません。

ちなみに前期と今期の終局時刻は次の通り。前期は9時開始だったので、1時間のズレがありますが、それを加味しても今期は遅い終局ばかり。本局も長い戦いになりそうです。

今期の第1局から順に……19:39、19:28、20:15、19:54
前期の第1局から順に……17:58、18:20、18:43、18:02、18:32
前期終局時刻に+1時間(18:58、19:20、19:43、19:02、19:32)

Dsc_7556(糸谷八段と木村九段の検討風景)

Dsc_7564(記者に解説する糸谷八段)

本局の関係棋士には、石田和雄九段門下の棋士がたくさんいます。石田九段は柏市に道場(柏将棋センター)を構え、日本将棋連盟東葛支部(東葛は柏市を含む千葉県北西部の地域)の師範も務めています。同支部は全国でも上位の会員数を誇ります。石田九段は愛知県岡崎市の出身ですが、柏市は第二の地元ともいうべき街です。

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石田和雄九段。写真は2017年5月26日に撮影。この日は群馬県富岡市「富岡製糸場」で第3期叡王戦七番勝負第4局、高見泰地六段(当時)-金井恒太六段戦が行われていました。石田九段は現地で弟子を応援していました。高見六段は期待に応え、4連勝で初タイトルを獲得しました。

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佐々木勇気八段はスイスのジュネーヴ生まれ、埼玉県三郷市育ち。三郷駅から柏駅までは、乗り継ぎも含めて20分ほどの距離です。佐々木八段は幼稚園の頃から柏将棋センターに通っていました。竜王戦1組、順位戦A級に所属するトップ棋士です。

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三枚堂達也七段。初めて柏将棋センターを訪れたのは5歳くらいのときだったそうです(三枚堂七段は千葉県浦安市出身、当時は流山市在住)。ここで紹介する棋士では唯一、内藤國雄九段門下ですが、石田九段が手塩にかけて育てた棋士の一人です。通っていた流山市立八木北小学校は、柏の葉中心部まで徒歩30分程度のところにあります。竜王戦は3組、順位戦はC級1組。現在5連勝中。

【三枚堂達也 わが道をいく|NHK出版】
https://mag.nhk-book.co.jp/article/28189

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勝又清和七段は、石田門下の棋士では長兄にあたります。神奈川県座間市出身。かつては東京都町田市に住んでいました。町田市は神奈川県横浜市に隣接しています。高見七段は子ども大会で勝又七段と出会い、勝又七段の推薦で入門した経緯があります。勝又七段は2021年の記事で佐々木八段や高見七段の子ども時代のことを書いています。

【弟弟子に送るエール】
https://bunshun.jp/articles/-/44631

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高見泰地七段は、神奈川県横浜市出身。前述したように、第3期で叡王を獲得し、石田一門では初めてタイトルホルダーになりました。順位戦はB級1組に所属。今期の竜王戦は2組で準優勝を果たし、決勝トーナメントに進出。来期の1組以上が確定しています。

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門倉啓太六段は東京都豊島区出身。前期の順位戦C級1組では、後半戦まで昇級争いに加わりました。また、石田九段の弟子のなかで、最も多くの奨励会員の弟子を持つのが門倉六段です。三段リーグに在籍している奨励会員もいます。一門の系譜がこの先も続くことが期待されます。

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加藤結李愛女流二段は宮城県仙台市出身。2018年、一門で初めて女流棋士になりました。棋戦優勝や挑戦者決定戦進出の実績があります。ほかには渡辺大夢六段(東京都江東区)と鎌田美礼女流2級(茨城県取手市=柏市の隣接市)も石田門下です。

日本将棋連盟は6日、通常総会と理事会を開き、新たに役員と会長を選出しました。棋士と女流棋士の役員のみ紹介します。会長は清水市代女流七段。専務理事に脇謙二九段。常務理事に、森下卓九段、糸谷哲郎八段、片上大輔七段、千葉幸生七段、瀬川晶司六段。非常勤理事に、行方尚史九段、斎田晴子女流五段、中村太地八段。監事に佐藤義則九段。本局には、森下九段と糸谷八段が帯同しています。

【日本将棋連盟新役員のお知らせ】
https://www.shogi.or.jp/news/2025/06/post_2536.html

Dsc_7414(森下卓九段。昼食休憩の局面は「先手持ち」の見解。歩得を評価している)

Dsc_7337(新たに理事に就任した糸谷八段)

「三井ガーデンホテル柏の葉」前の広場で、14時から16時まで「第10期叡王戦開催記念 あおぞら将棋教室」が開催されています。門倉六段らの指導対局を受けられます。参加無料。

【第10期叡王戦開催記念 あおぞら将棋教室】
https://www.kashiwanoha-navi.jp/events/event/event-3505

Dsc_7618(門倉啓太六段)

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図の局面で斎藤八段が17分使って昼食休憩に入りました。休憩時間は12時30分から1時間。ここまでの消費時間は、▲斎藤1時間1分、△伊藤1時間28分。昼食はポークカレー。両者とも同じ注文でした。飲み物は伊藤叡王がアイスティー、斎藤八段はミネラルウオーター。

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1図は11時19分の局面。前例が1局あります。2023年の第94期ヒューリック棋聖戦五番勝負第2局、▲佐々木大地七段-△藤井聡太棋聖戦です。111手で先手勝ち。

棋聖戦の進行は△4四銀▲7四銀△8四飛▲6五銀に(1)△5五銀▲8五歩△4四飛▲8二角。最後の▲8二角が評判のいい手で、先手ペースになりました。伊藤叡王はこの変化を避けるのではないか、とみられています。検討されているのは△4四銀▲7四銀△8四飛▲6五銀に(2)△7三桂▲7五角△8一飛▲7四銀(変化図)。

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「変化図で、7四の銀が手厚く働けば先手ペース、動きづらい駒になれば後手ペースになります。伊藤叡王は1図で長考しているので、ここが大事な局面ですね」(木村九段)

Dsc_7333(木村九段は千葉県四街道市出身)