2018年5月26日 (土)

前夜祭9

明日の見どころ紹介がありました。

Dsc_2538 (中村桃女流初段が司会を務めた)

「星取りのうえでは金井さんが厳しい。矢倉は終わったといわれますが、高見さんは終わった側をよくやっています(笑)。金井さんは矢倉をどう攻略するか。高見さんは普通に指すことを心掛けそうな気がします。星取りに加えて先手の高見さんが圧倒的に有利なのですが、不利なほうの金井さんが本局に勝つと、次は1日で2局の対局(持ち時間は各1時間)なので、流れが変わるかもしれません。最終局にもつれ込んで、振り駒で金井さんが有利な先手を引くシナリオもあるわけですし」(三浦九段)

Dsc_2572

「対局者のお二人は落ち着いていますね。自分が初タイトル戦のときは、もっと緊張していました。高見さんはもう1局勝てばというのが、逆にプレッシャーになるかもしれません。明日の戦型で可能性が高いのは矢倉ですが、金井さんは後がないので横歩取りなどの秘策を練ってきているかもしれないです」(糸谷八段)

「ここまで中終盤が面白い将棋が多く、前局は千日手でした。中終盤、どっちが勝つかわからない将棋を観たいと思います」(安食女流初段)

Dsc_2600 (ニコ生の戦型予想アンケートでは、矢倉が一番人気だった)

Dsc_2667_2 (師弟・親子の二人だけで登壇。塚田女流1級の攻めが厳しい)

「第3局まで両者の力は拮抗していますが、金井さんのほうが時間を使ってしまい、優勢でも終盤で持ち時間がないために間違えている展開が多いです。金井さんが優勢で時間を残していたら、金井さんが勝つような気がします」(塚田九段)

Dsc_2696 (恒例となった「郵便将棋」。図の局面から塚田女流1級が1手指した)

※以上で対局前日のブログ更新を終わります。