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阿部の師匠である西村九段が控え室のモニターをじっと覗き込んでいる。西村門下、藤井猛九段(3回)、三浦弘行八段(1回)に続き3人目の新人王になれるかどうか。師匠も気が気ではないだろう。藤井九段・三浦八段と較べて阿部四段ついて質問すると「兄弟子2人も研究熱心ですが、さらに勉強熱心ですね」と西村九段
(吟)
図は△3八飛に▲4九玉を入れての△7三桂。「垂れ歩が入って△7三桂はずいぶん得した気がします」と真田七段。「これは後手ペースになったんじゃないでしょうか」島九段
対局室と控え室にフルーツの盛り合わせとおやつが運ばれた
阿部の手番であるが、加來アマも一心不乱に読み耽っている様子がモニターに映っている
阿部が王将を持つ。静山作の逸品だ
加來アマが玉将を持つ。水無瀬書の文字が見える。玉・飛接近の形をどうまとめるか注目が集まる
1階販売部(売店)、2階が将棋道場、3階が事務局、その上に見える4階に特別対局室はある
本日は見事な秋晴れ。気持ちのよい気候である
闘志を内に秘め、落ち着いた表情の阿部
前傾姿勢で読み耽り闘志満々の加來アマ
13時となり「対局再開です」と記録係の声に両者とも小さく「はい」と応えた。加來アマはすぐに指す気配はなかった
控え室にて昼食をとり終えた阿部
島九段となごやかに歓談する阿部。リラックスムードでくつろいだ表情を見せる
本日、王将リーグを戦っている渡辺明竜王が対局室へ
「凄い陣形だ…」と渡辺竜王がポツリと。渡辺竜王と加來アマは所司和晴七段門下の同門
12時10分、△7六歩に加來アマが18分考えて昼食休憩に入った。ここまでの消費時間は▲加來アマ58分、△阿部55分。対局は13時より再開される。阿部の昼食の注文はうな重、加來アマの注文はなかった