第50期決勝三番勝負第2局 Feed

2019年10月21日 (月)

意欲的な角出

20191021b

図は、増田六段が16分の考慮で▲6六角と出たところ。後手の浮き飛車に対して、直接的に働きかけました。あまり見ない指し方ですが、本局のために特別に用意してきた作戦でしょうか。以下は△8二飛に、増田六段はさらに20分使って▲6八玉としました。控室の佐藤紳七段は、ここからは高野四段のほうも時間を使うだろうと話しています。

Dsc_75211 (増田六段)

Dsc_75181 (高野四段)

Dsc_75571 (記者に解説中の佐藤紳七段。「▲6六角は意欲的ですね」とのコメント)

(睡蓮)

第1局に続いて、相掛かりに

20191021a図は10時25分頃の局面。開始からどんどん指し手が進み、第1局と同様に相掛かりの将棋になりました。互いにここのところ主戦場にしている戦型です。

(睡蓮)

対局開始

Dsc_75431 (立会人が定刻になったことを告げ、両対局者が礼を交わす)

Dsc_75461 (増田六段の初手は▲2六歩)

Dsc_75491 (高野四段は△8四歩と返した)

Dsc_75521

(睡蓮)

開始前の対局室

対局は定刻通りの10時に開始されました。まずは開始前の様子をお届けします。

Dsc_74801 (9時36分、まずは増田六段が入室した)

Dsc_74891 (高野四段は9時39分に姿を見せた。どちらも早い入室だ)

Dsc_75001 (増田康宏六段)

Dsc_75061 (高野智史四段)

Dsc_75391 (9時45分には、すべての駒が盤上にそろった。対局関係者もスタンバイ)

Dsc_75401 (立会人の佐藤紳哉七段。2004年度の第35期新人王戦で準優勝している)

(睡蓮)

決勝三番勝負第2局

Mt

増田康宏六段(写真左)と高野智史四段(写真右)による第50期新人王戦決勝三番勝負は、第1局制した増田六段が3回目の優勝まであと1勝という状況で第2局を迎えました。
対局は10月21日(月)に東京・将棋会館「特別対局室」で10時から行われます。持ち時間は各3時間。立会人は佐藤紳哉七段、記録係は岡井良樹三段(大野八一雄七段門下)です。先後は第1局と入れ替わり、増田六段が先手。両者の通算の対戦成績は増田六段4勝、高野四段1勝です。
本局の中継は棋譜コメントを玉響、ブログを睡蓮が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

【囲碁・将棋新人王戦 - 「しんぶん赤旗」】
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【新人王戦中継サイト】
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