第42期新人王戦決勝三番勝負は、1-1のタイで最終局を迎えた。佐藤天彦六段が2度目の新人王を獲得するのか、それとも豊島将之六段が初の新人王となるのか。この二人は、どちらが勝っても本棋戦最後の出場になる。有終の美を飾るのはどちらだろうか。本局の立会人は藤井猛九段。記録係は杉本和陽三段が務める。先後は改めて振り駒で決められる。
戦型は第1局、第2局に続いて横歩取りが有力だ。もし実現すれば、三番勝負の戦型すべてが横歩取りになるという、極めて珍しいシリーズになる。研究が大きなウェイトを占める戦型だけに、これまでの戦いを分析して両者とも十分な対策を練ってくるだろう。棋力のぶつかり合いはもちろん、情報戦としての側面も見逃せない一戦になりそうだ。
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