先手速攻
10時28分、永井三段は図から▲3五歩と仕掛けました。先手陣は、対雁木の速攻策でよく見られる形ですが、後手陣は少し珍しく、図の時点ですでに未知の局面です。4三銀・6一金型や4三銀・5二金・6二銀型なら前例もありました。
4三銀型のほうが3筋から攻められた際、▲3四歩△同銀とされても△4三銀と戻れるので柔軟な形です。4三金型だと▲3四歩△同金で金が戻りにくいため、指しづらい面もあるのですが、藤本七段はあえて採用しました。
▲3五歩以下もかなり早いペースで進んでいます。公式戦で現れていないだけで、どちらも練習や研究で知見のある形なのかもしれません。


