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先手になった服部七段は初手▲7六歩から矢倉を目指しました。今回の決勝三番勝負は第1局で先手の斎藤六段が、第2局では先手の服部七段が相掛かりを用いています。二人とも、今年に入ってから先手では矢倉志向の将棋が多いため、2局続けて相掛かりはやや意外な選択でもありました。本命の作戦は相手も予想しやすいため、狙い打ちされるのを警戒した雰囲気もあります。最終決戦の本局で得意を用いたといえそうです。 (銀杏)
(朝から鋭い眼光の服部七段)