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2011年10月

2011年10月11日 (火)

後手優勢

_103今度は後手の受けが強靭で攻めきれず、後手が優勢になったのではと言われています。図の▲6六香は△6五歩と粘りに出た手。△6五歩▲7三馬と攻め駒を攻めて行きます。豊島六段は既に1分将棋。佐藤六段も残り10分を切っています。

(翔)

17時過ぎの棋士室

110
(1つの継ぎ盤を大勢で囲むのが関西スタイル)

(翔)

先手反攻、攻めきれるか

_93先手玉は耐久力がある形で、現在は先手が攻め、後手が受ける展開になっています。図から△6二香が、後の△6七香成を見た攻防手。先手が勝ちそうだとは言われていますが残り時間の切迫もあってまだわかりません。

107
(検討する糸谷五段と村田四段)

(翔)

豊島、残り10分

_83図の局面で豊島六段は残り30分のうち20分考えました。残りは10分です。佐藤六段の残り時間は33分。

(翔)

後手攻勢

_79図は豊島六段が▲7三桂成と銀を取ったところ。ここでは▲7三馬が本命視されており、以下△同角▲同桂成△5六歩が予想されていました。本譜の▲7三桂成にも△5六歩かと言われていましたが、本譜は△2八角成▲同金△8五桂。

_82後手が攻勢に出ています。先手は△3一玉に対する▲1三角の王手飛車取りを見せながら迫っていくことになります。

100
(検討する平藤真吾六段)

102
(糸谷哲郎五段)

101
(ふたりが検討している継ぎ盤)

(翔)

棋士室に続々と来訪

16時を回り、関西将棋会館の棋士室に続々と棋士・奨励会員が来訪しています。

094
(本局が映るモニターを見ながら意見を交わす糸谷哲郎五段と宮本広志三段。宮本三段は第1期加古川青流戦で決勝に進出している)

098
(村田顕弘四段)

096
(他にも奨励会員が大勢、モニターを見ている)

(翔)

打開

_66佐藤六段はしばらく考え、△6四角。▲7三歩成を受けながら飛車取りに角を打ち、千日手にはしませんでした。後手は△2六歩、△7七桂成、△2八角成とさまざまな狙いが残っています。

022
(対局開始前の佐藤天彦六段)

(翔)

午後の関西将棋会館周辺

089
(夏と冬を行ったり来たり。外には長袖を着た人が多いが、棋士室は人が多いこともあって冷房が入れられている)

091
(大阪市の花はサクラとパンジーが制定されているが、御堂筋のイチョウ並木が有名。関西将棋会館前のなにわ筋にもイチョウが植えられている)

(翔)

千日手の可能性

_64図で▲6六銀と逃げるのは△2六歩と突きだされます。そこで▲7四歩が考えられますが、以下△8二歩▲同馬△7四飛▲8三馬△2四飛▲7四歩…と、千日手になる可能性も指摘されています。

059
(昼食休憩明け、豊島将之六段)

(翔)

局面が動き出す

_5714時半頃、局面が動き出しました。後手が角取りに打った△8二歩に対し、豊島六段はノータイムで▲5六香と飛車取りで返しました。△8二歩に▲7二角成は△7四飛と、打ったばかりの歩を払われるところでした。

030
(対局開始前、佐藤六段)

(翔)