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2025年11月

2025年11月15日 (土)

駒を渡さない寄せ

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図は△5六歩と打ったところ。駒を渡せない後手は、△7八銀、△2五桂、△5六歩と遠巻きに先手玉を追い詰めようとしています。寄せきるのは大変ながら、後手が勝ちそうと言われ始めています。

(翔)

伊藤女流四段、一分将棋に入る

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上図の▲3八金から、伊藤女流四段は一分将棋に入りました。

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(控室に展示されている倉敷市の名産品)

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(倉敷帆布を使って作られた、跳び箱の形をした小物入れ)

(翔)

後手玉への重圧

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図は伊藤女流四段が香車を成り込み、後手玉へ重圧をかけた局面です。△3七歩成や△4七銀があるので後手に楽しみが多い局面ですが、駒を渡せない形です。控室では「まだどちらが勝つかわからない」と言われています。

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(芸文館西側のトウカエデ並木は、紅葉が始まっている)

(翔)

14時半頃の大盤解説会

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(14時半頃の大盤解説会に本田小百合女流四段と清水市代女流七段が登壇)

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(清水市代女流七段「会長になったので、個人的な『ただいま』は封印しました」)

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(本田小百合女流四段「初めての立会人でしたが、隣に清水会長がいて心強かったです」)

(翔)

銀取りに銀取りで切り返す

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図は▲5五歩と銀取りに突き出した手に対して、受けずに△1二角と切り返した局面です。この角は間接的に6七金にも利いていて、銀を取ったあとにも働きます。

本田小百合女流四段は「△3四角と銀を取れると、先手は飛車が動いたときに△6九銀の筋が生じます。ただ形勢はわからないですね」と話します。有森浩三八段も「後手がやれそうに見えます。▲5四歩△3四角▲5三銀△同角▲同歩成△同飛と進むと飛車も角も気持ちよく使えそうなので」と話しています。

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(芸文館敷地内にある、木見金次郎九段の碑。説明書きが今春新調された)

(翔)

大山名人記念館

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(アイシアターの向かいにある大山名人記念館)

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(清水市代女流七段が揮毫した「倉敷藤花戦」の原書が展示されている。横のトロフィーは全国小学生倉敷王将戦の優勝カップ)

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(全国小学生倉敷王将戦の歴代優勝者。色付きが現在棋士で、10月にプロ入りしたばかりの岩村凛太朗四段の名前も色付きに更新されている)

(翔)

大盤解説会

13時半から大盤解説会が始まっています。

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(アイシアターで行われている大盤解説会)

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(狩山幹生五段。大勢でのリレー形式の大盤解説会出演はあるが、単独出演は初めて)

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(盤面を映すタブレットを見る北村桂香女流二段)

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(初手から解説する)

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(控室の映像で狩山五段の「デビュー戦」を見守る倉敷市の関係者ら)

(翔)

対局再開

対局者が対局場に入り、駒を並べ、記録係の山口稀良莉女流初段の読み上げに従って午前の指し手を再現しました。

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(福間香奈倉敷藤花)

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(伊藤沙恵女流四段)

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(公開対局場では日本将棋連盟倉敷市役所支部と倉敷支部の皆さんが指し手を再現する。いま駒に手を伸ばしているのは元・学生名人の羽仁豊さん)

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(予定より遅れ、13時6分に対局が再開されている)

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(再開直後の様子)

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(対局場には大山名人杯が飾られている)

(翔)

公開対局開会式

12時45分から、公開対局開会式が行われました。

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(ホールの壇上に対局場が設けられた)

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(開会式。伊東香織市長のあいさつ)

「大山康晴十五世名人の名前、倉敷市の花であるフジの花の名前を冠する棋戦で多くの方から親しまれています。既に大変な熱戦が繰り広げられています。大盤解説は地元出身の狩山(幹生)五段が務めるなど、日本将棋連盟の皆様のお力もいただいて、素晴らしい1日になることを心より期待申し上げます」

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(公益社団法人日本将棋連盟・清水市代会長のあいさつ)

「対局は熱が高まってきて、重要な局面を迎えています。午後はどのような展開になるか楽しみでなりません。倉敷の星、狩山五段は倉敷藤花戦の大盤解説だけでなく、大盤解説自体デビュー戦だそうで、皆様ご期待いただければと思います。公開対局の切れるような緊張感を感じていただく一方、解説もお楽しみください」

(翔)

対局者の昼食

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(福間香奈倉敷藤花の昼食は岡山県産牛カレー、クリームブリュレ、モンブラン、ホットミルクティー)

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(伊藤沙恵女流四段の昼食は鰻重(ご飯少なめ)、ホットカフェオレ)

(翔)

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