*第33期倉敷藤花戦三番勝負第2局

2025年11月16日 (日)

福間倉敷藤花が11連覇

Kurashikitouka202511160101_91三番勝負第2局は91手で福間倉敷藤花の勝ちとなりました。終局時刻は14時33分。消費時間は▲福間1時間24分、△伊藤2時間0分(チェスクロック使用)。三番勝負は福間倉敷藤花が2勝1敗でタイトルを防衛、11連覇を果たしました。

(飛龍)

2025年11月15日 (土)

第3局大盤解説会のご案内

明日、2025年11月16日(日)の第3局は非公開で芸文館「藤花荘」で行われます。

大盤解説会は事前申し込み不要、参加費500円で、明日13時から芸文館「ホール」(第2局で公開対局が行われた会場)で行われます。解説は狩山幹生五段、聞き手は北村桂香女流二段。

お近くの方はどうぞお越しください。

大山名人杯 第33期倉敷藤花戦(倉敷市文化振興財団ホームページ)

(翔)

記者会見

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【伊藤沙恵女流四段 記者会見】

--今日の対局のご感想を教えてください。
「終始難しい将棋で、最後の最後までわからない本当に難しい将棋でしたが、明日につなげることができたのはうれしく思います」

--下段の飛車が最後まで利いていたような印象がありました。
「部分的にはいい形なのかなとは思っていましたが、終盤で働いたのは先まで見通してという感じではなかったです。終盤はいろいろ怖い筋があって、秒読みのなか読みきれないままでした」

--勝因はどのあたりでしょうか。
「最後の最後まで、自玉に詰みがないとわかるまでどちらが勝っているのか判断がついていなかったです。前期の反省を踏まえて、残り時間を意識しつつ指し進めていました」

--持ち時間を使いきったあとも冷静に指せたのでしょうか。
「理想を言えばもう少し残したかったですが、なかなかうまくはいかない。秒読みに入ってから大きなミスがなかったのは運がよかったとしか言えないです」

--前期の経験が反映されていますか。
「前期は公開対局ではなかったですが、公開対局でも気が散ることなく集中できました」

--5手目▲7八金はどういった意図がありましたか。
「福間さんとの対局では指したことがないですが、確固たる描いたものがあったわけではなくて、ちょっとやってみようかなと思いました」

--仕掛けのあたりの成算はありましたか。
「▲9八香(65手目)に△8三銀が強気な一手だと思いました。次に△9一香と打たれると9四に打つ歩がないので、その瞬間に攻め込まないといけないと思っていました。でも攻め駒が豊富じゃないので読みを入れて進めないと差がつきやすい展開で、本局も先に時間を使いきってしまったので、そのあたりは福間さんの戦いがうまいなと思っていました」

--押し込むけどもうひと押しが足りないという形でもどかしい中盤だったかと思います。
「▲6四銀成(87手目)~▲5三歩成は詰めろではないので甘い気がしたのですが、その直前の▲5六銀右(85手目)のところで銀直だったか、金だったか、一考の余地があったかなと。予定変更でした。▲9二香成(95手目)もしっくりしないまま指してしまいました」

--終盤はどのように見ていましたか。
「何か(持ち駒が)入ればという状況が続きましたが、福間さんも渡さないように攻めをつなげてこられたので、何かあったかもしれませんが、いまは見つかっていない状況です」

--明日への意気込みをお聞かせください。
「振り駒になるので先後がわからないですし、とにかく目の前の一局に集中するだけです」

173

(伊藤沙恵女流四段)

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【福間香奈倉敷藤花 記者会見】

--対局を終えたいまのお気持ちをお聞かせください。
「作戦負けになってしまったあとに持ち直してはっきりよくなっていた将棋だったと思いますが、最後は時間が切迫していく中で寄せを間違えたと思います」

--最後までどちらが勝つかわからなかった将棋でした。
「自玉が薄い分、正確な指し手を積み重ねていくのが難しかったです」

--倉敷藤花戦独特の、持ち時間が短い難しさはありましたか。
「でも、もう少し要所で時間を投入すべきでした」

--序盤の▲7八金(5手目)に考えられましたが。
「あまり見ない手なので、どういう方針にしようかと考えていました」

--どのあたりで作戦負けと感じていましたか。
「先手にいい形で▲2四歩(49手目)△同歩▲9五歩と仕掛けられて、まとめにくい形になりました。もっと早い段階で動いたり、駒組みの段階で違う順を選んだりしたほうがよかったです。本譜はこちらの駒がぶつかりやすくなっていて、手は進んでいるけど低い陣形じゃない分、流れ弾に当たりやすい形だと思っていました」

--▲9八香(65手目)に△8三銀と引いたあたりはどう見ていましたか。
「昼食休憩(54手目△9五同香)のあたりは違う展開を考えていました。本譜は先手も怖い形で踏み込んでいかないといけなくて、こちらは相手の手に対応していくような構えになり、結構難しいのかなと感じていました」

--先ほど「よくなっていた」とおっしゃられましたが、どのあたりでそう感じていましたか。
「駒得できて、△7八銀(102手目)と挟み撃ちにする展開になったのでそのあたりはよくなっているかなと思いました。そのあとに△5六歩(106手目)とたたきましたが、△6七銀打など、わかりやすい展開にしないといけなかったかもしれません」

--明日への意気込みをお願いします。
「先後がわからないので、どちらにしても自分の力を出しきれるように、一局に集中したいです」

184

(福間香奈倉敷藤花)

(翔)

終局直後

143

(終局直後)

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(大盤解説会場から狩山幹生五段と北村桂香女流二段が移動し、大盤を使った感想戦が行われた)

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(勝って第3局につなげた伊藤沙恵女流四段)

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(敗れた福間香奈倉敷藤花)

(翔)

伊藤女流四段がタイに

Kurashikitouka202511150101_141

三番勝負第2局は141手で伊藤女流四段の勝ちとなりました。終局時刻は15時38分。消費時間は▲伊藤2時間0分、△福間2時間0分(チェスクロック使用)。三番勝負は1勝1敗となりました。第3局は明日16日(日)、同じく倉敷市芸文館(岡山県倉敷市)で行われます。

(飛龍)

先手がしのいだ模様

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先手は2五桂を外す手が間に合い、▲6四桂が詰めろで入りました。△3八歩成と金は取れますが先手玉は詰まず、先手が勝ちになったと見られています。

(翔)

両者、一分将棋に

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図の△7六馬で両者一分将棋に入りました。後手は依然駒を渡せない形です。先手玉が右辺に逃げられるか、難解な終盤戦になっています。

(翔)

駒を渡さない寄せ

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図は△5六歩と打ったところ。駒を渡せない後手は、△7八銀、△2五桂、△5六歩と遠巻きに先手玉を追い詰めようとしています。寄せきるのは大変ながら、後手が勝ちそうと言われ始めています。

(翔)

伊藤女流四段、一分将棋に入る

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上図の▲3八金から、伊藤女流四段は一分将棋に入りました。

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(控室に展示されている倉敷市の名産品)

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(倉敷帆布を使って作られた、跳び箱の形をした小物入れ)

(翔)

後手玉への重圧

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図は伊藤女流四段が香車を成り込み、後手玉へ重圧をかけた局面です。△3七歩成や△4七銀があるので後手に楽しみが多い局面ですが、駒を渡せない形です。控室では「まだどちらが勝つかわからない」と言われています。

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(芸文館西側のトウカエデ並木は、紅葉が始まっている)

(翔)

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