新人王戦中継ブログ

図は11時40分頃の局面。
午前中で手数は早くも50手に達しようとしています。若者らしい歯切れの良い進行です。

（鳩森神社の手水鉢。水がだいぶ冷たくなった）

（八雲）

▲５六飛までの消費時間は▲永瀬16分、△藤森27分。
先手は飛車を浮いて▲６六飛と揺さぶりをかける手を見せています。
ここで後手がどのように対応するかで今後の流れが決まりそうな局面です。

（佐藤秀司七段は△７四歩を本線に予想しています）

（八雲）

10時過ぎの控室には理事の田中寅彦九段と立会人の佐藤秀司七段。
田中九段は第12期（1981年度）の、佐藤七段は第23期（1992年度）の新人王だ。
そして本日の対局者のひとり、永瀬五段は1992年生まれである。

（八雲）

（永瀬五段の初手は▲７六歩）

（藤森四段の２手目は△８四歩）

（八雲）

本局は「日本将棋連盟モバイルtwitter」でプロ棋士による解説が行われています。
https://twitter.com/shogi_mobile

本日の解説担当は新鋭の八代弥四段です。
フレッシュな解説をお楽しみください。

（八雲）

（対局室には永瀬五段が先に入室。９時40分頃だった）

（藤森四段も２分ほどして入室。両者気合十分）

（記録係の黒沢三段による振り駒）

（結果は歩が３枚で永瀬五段の先手に決まった）

（八雲）

振り駒の結果、永瀬五段の先手に決まり、定刻通り対局が開始されました。
戦型は先手中飛車対居飛車の対抗形に進んでいます。

（八雲）

第43期新人王戦は、決勝三番勝負を迎えました。決勝に臨むのは、永瀬拓矢五段と藤森哲也四段。
永瀬五段は2009年10月にプロデビュー。若手鋭才として期待される逸材で、今年度は加古川青流戦でも決勝に勝ち上がっています。藤森四段は昨年10月にデビューしたばかりのピカピカの新鋭。デビュー２戦目に今期新人王戦の１回戦に出場。プロ入り初勝利を挙げ、決勝まで勝ち抜いて来ました。
将棋界の未来を担う若手俊英同士の戦いをお楽しみください。
対局は東京・将棋会館（特別対局室）にて10時開始。持ち時間は各３時間、先後は振り駒で決定します。立会人は佐藤秀司七段、記録係は黒沢怜生三段が務めます。

（９時30分頃の特別対局室）

中継は棋譜・コメント入力を吟、ブログを八雲が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。