第57期新人王戦(しんぶん赤旗・日本将棋連盟主催)決勝三番勝負は、藤本渚七段と奨励会の永井大三段が対戦します。第1局を制した永井三段が優勝を果たすのか、それとも藤本七段が勝ってタイに戻すのか。第2局は10月20日(火)10時から東京・将棋会館「特別対局室」で行われます。立会人は中川大輔八段、記録係は水谷隼也初段(中村修九段門下)が務めます。しんぶん赤旗の観戦記は木屋太二さんが担当します。昼食休憩は12時から12時40分です。持ち時間はチェスクロック使用の各3時間、使いきると1手60秒未満での着手になります。第2局は永井三段の先手番となります。
本局の中継は棋譜コメントを文、ブログを琵琶が担当いたします。よろしくお願いいたします。
▼勝った永井大三段のコメント
── 今のお気持ちを。
永井 勝ててよかったですけど、途中は誤算だったり読み抜けしているところが多かったので、幸運だったと思います。
── 一局を振り返って。
永井 中盤、仕掛けたあとに誤算があって全然自信がなかったのですが、そこからそれなりに粘り強く指せたのかなと思います。
── 第2局に向けて。
永井 先後が決まっているので、しっかり準備をしたい。それと中終盤で読み負けているところが結構あったので、もう少し強くなれるように頑張ります。
▼敗れた藤本渚七段のコメント
── 一局を振り返って。
藤本 中終盤の辺りは、少し指しやすいと思ってやっていたのですが、相手の駒が少なくなってきた辺りから、どういう方針で指していいか迷い始めてしまって、方針がなかなか定まらず、手が悪い方向にいってしまったと思います。
── 第2局に向けて。
藤本 第2局は先後が分かっているぶん準備をしないと大変な将棋になるので、それだけに第1局が重要と思っていて……。あとがないことはあまり考えずに次も指したいと思います。
(夏芽)

第57期新人王戦決勝三番勝負第1局は、140手で永井三段が勝ちました。終局時刻は17時13分。消費時間は▲藤本七段3時間0分、△永井三段3時間0分(チェスクロック使用)。
(夏芽)

盤上は際どい攻防が続いていますが、図の△8七歩の王手が厳しく、永井三段が逆転の流れを引き寄せたようです。▲9八玉なら(1)△7七銀直成▲同桂△9七歩、(2)▲7九玉なら△7七銀右成で寄せを狙えます。
(夏芽)