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13時30分を回って手数は110手となりました。しかし、まだ局面は中盤戦。玉頭戦の真っ最中です。図は△6三玉と金にひもをつけた局面です。村山八段は▲7六歩を候補に挙げて、△同歩▲同銀△7五歩▲7四馬△同玉▲7五銀(変化図)と進めました。銀をただ捨てする猛攻で、△7五同玉は▲7九飛△8四玉▲9四金までの詰みとなります。よって▲7五銀には△6三玉と逃げますが、▲7四歩が桂取りで先手の調子がよさそうです。とはいえ後手は左辺が広く、簡単には捕まりません。村山八段は「先は長そうですが、模様は少し先手がよさそう」と形勢判断を示しています。(継ぎ盤を使って読み進める村山八段)(武蔵)