« 2019年10月 | メイン | 2021年10月 »

2020年10月

2020年10月12日 (月)

対局再開の様子

Img_7645_ha01 (先に戻ってきた池永四段。まだ昼食休憩中だが、盤面に没頭している)

Img_7648_ha02

Img_7653_ha03 (対局再開から数秒後の表情。攻め込まれて難解なためか、しばらく池永四段の着手はなかった)

Img_7650_ha04 (対して冷静な齊藤三段。再開後はどう攻めをつなげていくのか)

_42再開から9分経過後、池永四段は△3三同桂を着手しました。そして互いに早指しで進めています。控室では畠山鎮八段が「ちょっと先手がよさそう」との見解を示しています。

(虹)

昼食メニュー

Img_7602_hm04

Img_7593_hm03 (うな重)

Img_7631_hm02

Img_7588_hm01 (親なん定食、うどん)

※対局者とは別に注文したものを撮影しました。

(虹)

昼食休憩

_4112時、図の局面で池永四段が23分考えて昼食休憩に入りました。消費時間は▲齊藤20分、△池永1時間19分。昼食の注文は、池永四段が「親なん定食(うどん)」(やまがそば)、齊藤三段が「うな重」(ふな定)。対局は12時40分に再開します。

Img_7635_h_ban

Img_7633_h_heya

Img_7640_h_kakejiku

(虹)

強気の受け

_40齊藤三段が速攻を仕掛けたところ、池永四段は強気な対応を見せました。この銀上がりはいずれ4五桂を取る狙い(一例は△5二金~△4四歩~△4五歩)だといわれています。「強気の受けですよ。池永さんは角換わりの本も出していますからね」と、畠山鎮八段はこの構想に理解を示しています。

Img_7503_z_ike02 (朝の池永四段)

Img_7565_h1120c (控室には、理事として本局を見守る棋士が2名来訪。ご時世を考慮し、距離を置いて盤面モニターを眺める)

Img_7567_h1120b (日本将棋連盟専務理事の脇謙二八段)

Img_7570_h1120a (日本将棋連盟常務理事の井上慶太九段)

(虹)

両者の新人王戦成績

両者のこれまでの新人王戦成績です(肩書は当時)。

【池永天志四段】 通算8勝5敗(プロ入り後は4勝1敗)

Seiseki_ikenaga_2
【齊藤優希三段】 通算5勝1敗

Seiseki_saito
両者の公式戦対戦はありません。また奨励会三段リーグ戦でも、池永四段が第62回で四段昇段を決め、齊藤三段は第63回からの参加ということで、当たる機会がありませんでした。池永四段によれば「話したこともなければ、顔も分からないレベルです」とのことです。

(虹)

対局開始前後の様子(2)

Img_7487_am05

Img_7514_am06

Img_7546_am07 (初手▲2六歩で居飛車を明示した齊藤三段)

Img_7548_am08 (池永四段も2手目△8四歩で居飛車。このあと角換わりに進んだ)

Img_7552_am09

(虹)

対局開始前後の様子(1)

Img_7448_am01 (9時30分、御上段の間には立会人の畠山鎮八段と記録係の麻生二段。入念に駒を磨いている)

Img_7453_am02 (先に入室したのは齊藤三段。9時43分だった)

Img_7474_am03 (観戦記執筆の池田さんも入室し、9時50分に池永四段も姿を見せた)

Img_7483_am04 (両者が盤を挟み、まもなくして深々と一礼を交わした)

(虹)

戦型は角換わり

_29対局開始から20分少々、角換わりの将棋は早くも仕掛けが始まりました。9筋の端歩のやりとりについて「▲9六歩に対して受けるか手抜くかは難しいところ」と、立会人の畠山鎮八段は話していましたが、池永四段が手抜いたにもかかわらず齊藤三段は動きました。

Img_7563_h1025 (控室の継ぎ盤で検討を始める畠山鎮八段)

(虹)

対局開始

Img_7524_a_sai (先手番の齊藤優希三段)

Img_7523_a_ike (後手番の池永天志四段)

Img_7534_a_heya (朝の御上段の間)

(虹)

第51期新人王戦決勝三番勝負開幕

第51期新人王戦は、池永天志四段と齊藤優希三段が決勝三番勝負まで勝ち上がりました。どちらがシリーズを制しても新人王戦初優勝です。また、池永四段にとっては2度目の棋戦優勝、齊藤三段にとっては史上2人目となる奨励会に在籍しての新人王、がそれぞれ懸かっています。

第1局は10月12日(月)に大阪市福島区「関西将棋会館」の「御上段の間」で行われます。対局開始は10時。持ち時間は各3時間。先後は振り駒で決定します。昼食休憩は12時から12時40分です。立会人は畠山鎮八段、記録係は麻生喜久二段(増田裕司六段門下)、観戦記執筆は池田将之さんがそれぞれ務めます。

Img_7435_kaikan01_2 (関西将棋会館)

Img_7439_kaikan02 (なにわ筋沿いに構える)

インターネット中継は、棋譜コメント入力を潤記者、ブログを虹がそれぞれ担当致します。
どうぞよろしくお願い致します。

【主催:しんぶん赤旗】
http://www.jcp.or.jp/akahata/

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/shinjin/kifu/51/shinjin202010120101.html

(虹)