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▲6六歩で後手は桂損を避けられません。齊藤三段はどう手をつなぐか。△8七歩成▲同歩△4四角などが考えられます。
(紋蛇)
12時、この局面で齊藤三段が1分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲池永51分、△齊藤45分。昼食注文は池永四段が納豆オムレツ(鳩やぐら)、齊藤三段がにぎり・上(千寿司)。おやつのショコラキャラメルも一緒に出されました。対局は12時40分より再開されます。
(紋蛇)
△5七銀に▲同角△同桂成▲同飛は、△7八飛成で後手よし。本譜の▲6七角が唯一の受けです。
以下△5八銀成▲同金△6六飛▲6三歩△同銀▲5三歩成と進んでいます。
玉頭に大きなと金を作って先手がうまく指したようですが、△4六飛▲同歩に△2六角から王手でと金を払えるので、形勢は難しいです。
(紋蛇)
池永四段が矢倉を目指したのに対し、齊藤三段は居玉のまま△6五桂と仕掛けています。超スピーディな攻めで、手元のデータベースを調べると前例は5局あり、先手2勝後手3勝です。2018年7月の叡王戦段位別予選七段戦▲藤原直哉七段-△阿部健治郎七段(後手勝ち)が1号局で、直近で指されたのは今月9日の竜王戦七番勝負第1局▲羽生善治九段-△豊島将之竜王(後手勝ち)になります。
△5四歩は11時過ぎの局面。すでに前例はありませんが、△5四歩は類型(5九玉が6九玉、3六歩が3七歩)で指されています。▲5四同歩には△5六歩が一例です。
(立会人の宮田利男八段。1983年度の第14期新人王戦で、中村修現九段と三番勝負を戦った。結果は準優勝。現役時代は矢倉や位取りなど、手厚い将棋を得意にした。本局の展開に「いやー」「分からん」と一手一手に驚いている。弟子は本田奎五段、斎藤明日斗四段、伊藤匠四段)
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