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2019年10月21日 (月)

終局直後

Dsc_76201 (難解な競り合いを制して星をタイに戻した高野四段)

Dsc_76311 (敗れた増田六段。先にリードを奪ったが、生かせなかった)

Dsc_76251 (感想戦に先立ち、主催紙からインタビュー)

Dsc_76291 (高野四段は安堵の表情を見せていた)

Dsc_76381_2

――まず高野四段にお聞きします。逆転勝ちだったかと思いますが、ご本人としてはいかがですか?

高野 はい、そうですね。苦しい時間が長かったです。

――三番勝負はタイに持ち込みました。

高野 1勝を返せてほっとしています。カド番の重みをすごく感じていたので。苦しい時間が長かったですけれども、自分から崩れなかったことがいい方向に出たのかなと思います。

――最後はお互いに詰むや詰まざるやの攻め合いでしたが、どの辺りで抜け出したと感じられましたか?

高野 本当に最後の、角を△3六同桂(最終手)と取ったところです。

――増田六段は、一局を振り返って、いかがですか?

増田 途中は歩得で形勢がいいのかなと思ったんですけど、△3一角(62手目)と引かれた局面でパッとした手が見つからなかったですね。その前に問題があったのかもしれません。

――いまの時点で、ここで形勢をおかしくしたと思われるところはありますか?

増田 やはり、△3一角を引かれておかしくなったなと。▲5八玉(59手目)~▲7九銀(61手目)はさらに▲6八銀とする構想で、玉を固めていちばんいいのかなと思ったんですが、微妙だったかもしれません。

――次が最終局となります。お一人ずつ、意気込みをお願いします。

高野 何とかこの流れのまま頑張りたいと思います。

増田 第3局は1週間後なので、気持ちを切り替えて臨みたいと思います。

(睡蓮)