終局直後
(177手の大熱戦が終わった直後の対局室は熱気に包まれていた)
(先勝した永瀬五段)
【永瀬拓矢五段インタビュー】
――一局を振り返って
「終始よくわからなかったのですが、最後は負けにしているような気がします。組み合わせを間違えたかと」
――全体的にはリードしていたように見えましたが
「いえ、終始自信はなかったです。いつでも△1四歩を突かれて勝負されてしまうので。ただ、4八の金が2六まで行って戦線に参加できたので、そのあたりは勝負になったかと思います」
――勝ちになったと思ったのはどのあたりでしょうか
「最後詰まされたかと思ったのですが……。詰まないんですかね? 詰まなければ勝ちだと思いますが、実戦中は詰まされていると思っていました」
――第2局に向けて抱負をお願いします
「一生懸命将棋を指して、精一杯力を出し切りたいと思います」
(猛烈に追い込んだ藤森四段)
【藤森哲也四段インタビュー】
――1局を振り返って
「常に自信はなかったのですが、勝負手をやっているうちに最後はチャンスが来たかなと思ったのですが、ものにできなくて残念です」
――第2局に向けて抱負をお願いします
「1局目は一生懸命指せましたので、第2局も全力で臨みたいと思います」
(八雲)