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本局の使用駒は「秀峰作・錦旗書」。
(八雲)
図は14時頃の局面。1手前に▲7六歩と受けたところでは、激しく攻め合う順も検討されていましたが▲7六歩もいかにも永瀬調の渋い好手と見られています。△7四飛までの消費時間は▲永瀬1時間17分、△藤森1時間23分。
(鳩森神社の花)(八雲)
休憩前の先手の▲2五銀は3四の地点を狙った手。対して藤森四段の再開の一手△7二飛は、3四の地点を受けずに攻め合いを目指した手です。Twitter解説の八代四段は「藤森さんは少し指しにくいと思ってるかもしれません」と予想しています。控室でも先手が指しやすいのではないかと言われています。(13時40分頃の控室。遠山雄亮五段が来訪した)
「模様としては振り飛車が理想的な展開に見えます」と遠山五段。(八雲)
(東京の天気は下り坂の予報もあったが、上天気となっている)
鳩森神社内にある将棋堂には、棋力向上を願う絵馬がかけられている。今日の対局者のふたりも、若き日には絵馬をかけたかもしれない。
(13時、佐藤秀司七段が対局再開を告げた)
(前傾姿勢で考える永瀬五段)
(藤森四段は再開から2分ほどして飛車を持った)
(△7二飛を着手して腕組み)
(午後の濃密な時間が始まった)(八雲)
図の局面で藤森四段が9分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲永瀬37分、△藤森1時間7分。対局は13時に再開します。(昼食休憩中の対局室)昼食の注文は両者ともに「うな重(梅)、肝吸い」(ふじもと)でした。昼食でも負けられない、という気迫を感じます。(うな重梅と肝吸い)(八雲)
図は11時40分頃の局面。午前中で手数は早くも50手に達しようとしています。若者らしい歯切れの良い進行です。
(鳩森神社の手水鉢。水がだいぶ冷たくなった)(八雲)
▲5六飛までの消費時間は▲永瀬16分、△藤森27分。先手は飛車を浮いて▲6六飛と揺さぶりをかける手を見せています。ここで後手がどのように対応するかで今後の流れが決まりそうな局面です。
(佐藤秀司七段は△7四歩を本線に予想しています)(八雲)
10時過ぎの控室には理事の田中寅彦九段と立会人の佐藤秀司七段。田中九段は第12期(1981年度)の、佐藤七段は第23期(1992年度)の新人王だ。そして本日の対局者のひとり、永瀬五段は1992年生まれである。(八雲)
(永瀬五段の初手は▲7六歩)
(藤森四段の2手目は△8四歩)(八雲)