詰むや詰まざるや
時刻は18時を回り、手数は間もなく150手に達します。
大熱戦が続いていますが、いよいよ大詰めを迎えました。
図で後手玉は受けがありません。
しかしここで△3七角から先手玉も相当に危ない形とのこと。
詰むや詰まざるやの最終局面です。
(八雲)
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時刻は18時を回り、手数は間もなく150手に達します。
大熱戦が続いていますが、いよいよ大詰めを迎えました。
図で後手玉は受けがありません。
しかしここで△3七角から先手玉も相当に危ない形とのこと。
詰むや詰まざるやの最終局面です。
(八雲)
途中千日手含みの手順もありましたが、永瀬五段が打開して決めにいきました。
しかし、後手玉は寄りそうで寄りません。
控室ではここにきて寄せが見えなくなり、騒然としています。
(八雲)
17時10分頃、Twitter解説の八代四段が指摘し、控室の検討でも先手勝ちと結論された▲4五桂が着手されました。
十分に時間をかけて読んでいた永瀬五段。勝利への道筋を読み切ったのでしょうか。
(八雲)
図は、後手玉に詰めろが続けば先手が勝ちになる局面。
しかし▲1二銀△3三玉▲2一銀不成は詰めろにならず大変。
先手が優勢と見られていることに変わりありませんが、簡単に勝ちという局面ではないようです。
Twitter解説の八代四段が、この局面で▲4五桂△同歩▲4四金を指摘。
「なるほど、それは鋭い!」と控室で驚嘆の声があがっています。
検討が進み、控室では▲4五桂で先手勝ちと結論が下されました。
永瀬五段は考え続けています。
(八雲)
左図の局面で時間を使っていた藤森四段。
控室では当初、△7八歩や△6六歩▲同歩△7八歩が検討されていました。
しかし、検討が進むと△7八歩には▲6八角△7九歩成▲7七歩、△6六歩には▲同角があって容易ではないとされました。
そこで別の手段として△1四歩が指摘され、検討が進んで「△1四歩が最善ではないか」との声が出始めたところで、藤森四段の手が動いて△1四歩が指されました。
▲4六歩が入ると先手の味がいいので、後手もゆっくりしてはいられない局面のようです。
(八雲)