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2010年10月 7日 (木)

「しんぶん赤旗」新人王戦特集記事

本棋戦の主催である「しんぶん赤旗」のホームページでは、今回の新人王戦に関する特集記事を読むことができる。ここではその中から、両対局者のコメントに触れてみよう。

【加來博洋赤旗名人の話】
「新人王戦は、これまですべての対局が苦戦の上での逆転でした。準決勝も内容が良かったということはなく、決勝まで残れたことを、とても幸運だと思っています。阿部四段の将棋は攻守のバランスが良く、細かな所へ視点が行き届いたきめが細かい将棋だと感じています。3番勝負には落ち着いて臨み、とにかく目の前の1局1局に集中したいと思います。今はそれだけです」

【阿部健治郎四段の話】
「今期勝率トップには自分でも驚いています。今も5連勝中でコンディションはベストの状態です。加來さんには奨励会の三段リーグで3回あたって3回とも負けました。リーグを突破できなかったのが不思議なくらい強かった。新人王戦のたたかいぶりを見ても神がかり的な勝利をあげています。私にとっても今回は大きなチャンス。そうめったにめぐってきませんから、それをつかみたい。3連敗したのは過去のこと。それにとらわれず全力を出し切りたい」

このほか、特集記事にはこれまでの新人王戦の経緯と、観戦記者の蝶谷初男さんによる見どころも紹介されている。一読すれば、新人王戦をより楽しめること間違いなしだ。

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(対局開始直前の阿部四段(左)、加來アマ(右))

(文)