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(先に対局室に入り開始を待つ中村太四段。しばらくして広瀬五段が着座し駒を並べ始める)(光)
おはようございます。第40期新人王戦決勝三番勝負第2局、広瀬章人五段-中村太地四段戦がこれから東京・将棋会館4F「特別対局室」で行われます。本日の中継は吟記者と新人・文記者、光の3名で担当致します。よろしくお願いします。
(光)
(投了図は△4三桂まで)
終局は19時7分、194手の大熱戦であった。2枚の棋譜が激闘を物語っている。本日はご観戦ありがとうございました。
(吟)
逆転で初戦を制した広瀬五段、安堵の表情を見せた。
終盤まで優勢に進めた中村四段だったが・・・・。惜しくも勝ちきることが出来なかった。
観戦記者の質問に答えながら、感想戦を行う広瀬五段。
194手で広瀬五段が初戦を制した。第2局は10月13日、東京将棋会館で行われる。
図は△4八銀とした局面。▲同玉△6七飛成まで進行した。これは後手が優勢の局面となった。
図の△5九角で控え室はざわめいた。これは後手逆転か、先手大丈夫?の声が飛んでいる。
後手玉は金がないので受けにくい形となっているため、△7八銀と攻める手が検討されているが▲同銀△同馬▲7九銀打△8九馬▲同玉△7八銀▲同玉△6六桂▲7七玉で先手玉は寄らないようだ。
図は△7二金と打った局面。先手の竜と馬が自陣によく利いている。後手は攻め駒不足が懸念されている。
図は▲5四金と中村四段が打った局面。先手は△7四歩から催促されるため、優劣はともかく先手が忙しいのではないかと検討陣。▲7五桂のタイミングが早かったのではないかとの声も聞こえる。残り時間は中村四段9分、広瀬五段1時間と持ち時間に差がでている。