2019年5月
対局再開
昼食休憩
穴熊対急戦調
▲頼本-△中澤 対局開始
5月29日 中澤沙耶女流初段-頼本奈菜女流初段戦
おはようございます。第1期ヒューリック杯清麗戦予選7回戦より、中澤沙耶女流初段(5勝1敗)と頼本奈菜女流初段(5勝1敗)の一戦をお送りします。対局は関西将棋会館で、5月29日(水)10時開始。持ち時間は各2時間(チェスクロック使用)。先後は振り駒で決定。なお勝者は本戦に進出します。
【棋譜ページ】
http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/1/seirei201905290101.html
本局の中継は虹が担当致します。どうぞよろしくお願い致します。
中村真女流三段インタビュー
6連勝で本戦進出を決めた中村真女流三段にインタビューを行いました。
――6連勝で本戦進出一番乗りとなりました。
中村「始まったときは遠い道のりだと思っていましたが、頑張っているうちに気づいたら予選を通過できたという感じです。運が良かったと思います。6局振り返るとどの対局も厳しい場面が続きましたから」
――唯一の6戦全勝についてはどう受け止めていますか。
「星取りを気にせず目の前の一局に集中できたのがいい結果につながったと思います。2敗失格システムが初のことで不慣れなところもありましたが、1敗できるというアドバンテージのことを考えずに対局したのが緊張感があってよかったのかもしれません」
――本戦は4人で行いますので、ベスト4に進出したことになります。
「残りの3枠はまだ誰が入るか決まっていませんが、すごい方や若手が残っています。記念すべき第1期でベスト4に進出できたことは大変光栄です」
――まだ相手は決まっていませんが、今後の抱負をお願いします。
「清麗戦を創設してくださり女流棋士として本当に嬉しく思います。私がデビューした頃はタイトルが4つの時代でしたが、現在は女流棋界も七冠になり、とても励みになります。個人的には清麗という響きが気に入っています。せっかく本戦に進出できたので、一局でも多く指せるように頑張ります」
本日の中継は以上です。
最後までご観戦いただき、ありがとうございました。
感想戦
中村真女流三段が本戦へ
89手で中村真女流三段が勝ちました。終局時刻は14時39分。消費時間は▲中村真1時間49分、△中澤2時間0分。勝った中村真女流三段は6連勝で本戦進出を決めました。敗れた中澤女流初段は5勝1敗となり、7回戦で6勝目を目指すことになりました。
先手がリードを拡大
中村が▲5二金と打って、▲5三歩~▲7二飛と手厚い攻めを展開しています。次に▲4二金△同金▲5二歩成が厳しく、先手がリードを広げているようです。