△5五歩に対して中村真女流三段が8四に角を打った場面です。▲8四角は6六の香取りになっています。問題は後手の応手で、香取りを受ける△5六歩には▲4五歩と突く手がありそうです。以下△5五角は▲5四歩が金銀の連係を断つ痛打となります。▲4五歩に△3五角は、▲6六角と香を取る手が絶好です。現局面は振り飛車ペースのようで、ここにきて局面が大きく動いてきました。
2019年5月
2019年5月16日 (木)
対局再開
12時40分、対局が再開されました。中澤女流初段の指し手は△6六香でした。▲7六銀には△6八香成と香を成り込んでの攻めを見ています。
昼食休憩に入る
四間飛車vsエルモ急戦
中村真女流三段の四間飛車に後手番の中澤女流初段が急戦の構えを採りました。後手の△3一金はコンピューター将棋ソフトelmo(エルモ)が好んで用いる囲いです。2二の地点への利きや後手玉が広くなっていることが利点です。前期の王将戦七番勝負第2局で渡辺明棋王が久保利明王将の中飛車に対して用いています。
▲中村真-△中澤 対局開始
おはようございます。第1期ヒューリック杯清麗戦(ヒューリック株式会社主催)予選6回戦の中村真梨花女流三段(5勝0敗)-中澤沙耶女流初段(5勝0敗)戦をお送りします。対局は5月16日(木)10時から東京・将棋会館「飛燕」で行われます。持ち時間はチェスクロック使用の各2時間。切れたら1手60秒未満での着手となります。勝者は6勝目となり本戦進出が決まります。振り駒の結果、歩が3枚出て中村真女流三段の先手番に決まりました。
本局の中継は琵琶が担当します。よろしくお願いいたします。