第1期五番勝負第2局 Feed

2019年8月24日 (土)

Dsc_6982 (思いきった仕掛けが奏功した里見女流五冠)

Dsc_7070 (△2三角が働かず敗れた甲斐女流五段)

Dsc_7020 (感想戦を佐藤康光日本将棋連盟会長、立会人の藤井猛九段、ヒューリック株式会社の西浦会長が見守る)

Dsc_7077 (指宿白水館初の女流タイトル戦は里見女流五冠の勝ちで幕を閉じた)

Dsc_7109 (18時46分、感想戦が終了した)

以上で本局の中継を終わります。ご観戦いただき、ありがとうございました。9月7日(土)の第3局をお楽しみに。

Dsc_6828 (勝った里見女流五冠)

【里見女流五冠インタビュー】
――本局を振り返っていかがでしたか?
里見 無理気味な動きになってしまいました。もう少しゆっくりする展開にしたかったのですが、考えているうちにわからなくなってしまって。強引な感じで動いたので途中は自信がなかったです。
――昼食休憩を挟んで1時間近い長考になりましたが、あの辺りのことでしょうか。
里見 そうですね。ゆっくり模様をよくする展開にしたかったのですが、見当たらなかったので、昼休前後がわからなかったです。
――勝ちを意識したのはどの辺りですか?
里見 最後の辺りです。▲6五桂打(89手目)として、少し勝っているのかなと思いました。
――白水館で対局した感想をお願いします。
里見 対局中はあまり景色を見る余裕はなかったですが、昨日は温泉に入ってリラックスさせていただきました。こういった環境で対局をさせていただいたので、次局も頑張らないといけないなという気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。
――シリーズを連勝としました。次局に向けての抱負をお願いします。
里見 自分の力の出しやすい将棋にしたいです。

Dsc_6883 (敗れた甲斐女流五段)

【甲斐女流五段インタビュー】
――本局を振り返っていかがでしたか?甲斐 後手番なので、こちらからは動きづらいというか、どういう形で待つかを試行錯誤していました。神経を使う展開で、どこから来られるのかをずっと注意しながら指さないといけないような感じだったと思います。本譜の動きは受け止められるような気もしたんですが、端から歩を垂らされた辺り(69手目)が思ったよりうるさかったので、銀を上がった辺り(66手目)でもう少し正しい手があった気がします。
――白水館での対局はいかがでしたか。
甲斐 何から何までお世話をしていただいて、すごくいい環境で対局をさせていただいたので、本当にありがたいことだと思っております。
――第3局に向けて抱負をお願いします。
甲斐 気持ちを新たに一局一局を難しい将棋が多いかと思いますが、力が出しきれるように頑張りたいと思います。

Dsc_6834_2 (終局直後の対局室)

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99手で里見女流五冠が制して、開幕2連勝。終局は17時29分。消費時間は▲里見女流五冠3時間24分、△甲斐女流五段4時間。第3局は9月7日(土)石川県金沢市「ホテル日航金沢」で行われます。

Dsc_6697 (指宿白水館の正面玄関)

Dsc_6700迫力ある白水館のロゴ)

Dsc_6450 (広くて明るいロビー。清麗戦第2局開催を告げる巨大なタペストリー調のポスターが掛けられている)

Dsc_6703 (対局場のある離宮に向かう渡り廊下)

Dsc_6706 (離宮の入口)

Dsc_6711 (離宮のロビー。羽生永世七冠誕生のときは多くの報道陣がこの場所でノートパソコンを広げて原稿を執筆していた)

20190824g間もなく17時を迎えようとしているころ、図の局面まで進んでいます。里見女流五冠の指し手は▲9二銀でした。後手は次の▲8三歩成が受からない状況です。▲9二銀に実戦は△6二玉▲8三歩成と進みました。△8三同歩は▲同飛成で、立会人の藤井猛九段は「飛車が成り込むことができれば将棋が終わります」といい「先手がよくなりそうな流れです」と続けました。

Dsc_6811 (対局室の窓の外には虹がかかっている)

Dsc_6505 (西大山駅の向かいにある「かいもん市場久太郎」に向かう藤井猛九段)

Dsc_6508 (地元で採れた野菜や名産品、お土産を見て回る)

Dsc_6511 (薩摩黒豚ラーメン・カレーを手に取る)

Dsc_6514JR日本最南端の駅到達証明書を手に記念撮影)

Dsc_6512 (かいもん市場久太郎で購入できる。値段は100円。裏に日付印が入る)

鹿児島県訪問が初という立会人の藤井猛九段とJR西大山駅に行ってきました。無人駅ですが、JR日本最南端の駅として人気観光スポットになっています。

Dsc_6489JR日本最南端の駅・西大山駅)

Dsc_6460 (九州から遠く離れた北海道を指さす藤井猛九段)

Dsc_6481 (薩摩富士の異名を持つ開聞岳をバックに記念撮影)

Dsc_6485 (幸せを届ける黄色いポスト。もちろんここから全国に手紙を送ることができる)

Dsc_6500 (「対局場はここ」と指宿の地を指さす藤井猛九段)

Dsc_6677 (佐藤康光日本将棋連盟会長と都成五段が解説)

Dsc_6665 (紋付きの和服で第2局を見届ける佐藤康光日本将棋連盟会長)

Dsc_6691 (里見女流五冠の印象を語る都成五段)

Dsc_6678 (巨大なスクリーンに対局室と盤面が映し出されている)

Dsc_6792 (今度は立会人の藤井猛九段と塚田女流初段のペアで解説)

Dsc_6789 (この地に縁のある羽生九段の話題を披露する藤井猛九段)

Dsc_6799 (笑顔で藤井節を受け止める塚田女流初段)

15時、対局者におやつが運ばれました。里見女流五冠がアイスカフェオレと黒酢ソーダジュース、甲斐女流五段が黒酢ソーダジュースと安納芋ロールかるかんです。

Dsc_6755 (里見女流五冠が注文したおやつ)

Dsc_6752 (甲斐女流五段が注文したおやつ)

Dsc_6753安納芋ロールかるかん