2023年7月

2023年7月25日 (火)

感想戦

西山女流三冠

里見清麗

西山女流三冠

里見清麗

感想戦

以上で大成建設杯第5期清麗戦五番勝負第2局の中継を終了いたします。次戦、第3局は8月8日(火)に大阪府大阪市「センタラグランドホテル大阪」で行われますので、お楽しみに。本日はご観戦ありがとうございました。

インタビューを終えた両対局者は、大盤解説会場の「鶴西の間」に移動しました。

終局後

大盤解説会場
(都成七段が両対局者にいろいろと質問していく)

西山女流三冠と都成七段

里見清麗

検討
(大盤を使い、59手目▲2四飛に△3一金と受ける変化が検討された)

終局直後
(終局直後)

西山朋佳女流三冠

■勝った西山朋佳女流三冠へのインタビュー

── 力戦の将棋で、昼食休憩の辺りはどのように見ていましたか?

西山 自陣が結構怖いところがあるので、神経戦になるのかなと思っていました。

── 44手目△2八歩に手抜いて攻め合う順もあったと思いますが。

西山 45手目で▲1七桂みたいな手もあるのかなと考え出すと、選択が難しかったです。

── 55手目▲4七玉と立った辺りは。

西山 本譜の△5五銀(56手目)を気にしていたので、その辺りを読んでいました。少しだけいいのかなと思っていたのですが、難しかったです。

── 一局を振り返って。

西山 こちらが積極的な手を選んだ将棋だったのですが、△7三桂(52手目)の受けが見えていなかったので、何度も読み直していく将棋でした。

── 次局に向けて。

西山 しっかり準備して挑めたらと思っています。

里見香奈清麗

■敗れた里見香奈清麗へのインタビュー

── 昼食休憩の辺りはどのように見ていましたか?

里見 難しいと思っていました。

── △7三桂(52手目)と跳ねたところは。

里見 うまく6五の桂にアタックしたかったのですが、▲6五桂(49手目)と跳ねられたときに違った手のほうがよかったかもしれないです。

── 一局を振り返って。

里見 勝負どころで、すぐに駄目にしてしまったので、そこは少し悔やまれるところです。

── 次局に向けて。

里見 一局一局、頑張りたいと思います。

投了図

大成建設杯第5期清麗戦五番勝負第2局は、93手で西山女流三冠が勝ちました。終局時刻は17時34分。消費時間は▲西山女流三冠3時間25分、△里見清麗4時間0分(チェスクロック使用)。

この結果、五番勝負は両者1勝1敗。次戦、第3局は8月8日(火)に大阪府大阪市「センタラグランドホテル大阪」で行われます。

▲1八金

図の▲1八金まで進むと後手の攻めが難しく、中田功八段は「西山女流三冠よし」との見解を示しています。先手は次に▲2二飛成と▲5五銀の楽しみが残っており、後手の里見清麗にとっては忙しい局面。また、里見清麗は残り30分を切り、時間の面でも厳しくなってきました。

中田功八段
(継ぎ盤で検討を進める中田功八段。里見清麗は残り時間が少ない)

大盤解説会は途中で解説と聞き手が交代。立会人の中田功八段、日本将棋連盟常務理事の清水女流七段がステージに上がりました。

大盤解説会場

中田功八段
(立会人の中田功八段。第1局は弟子の佐藤天彦九段が立会人だった)

清水女流七段
(聞き手は清水市代女流七段が担当)

▲4七玉

図は15時30分の局面。西山女流三冠が指した▲4七玉は5六の飛車を取りにいった決断の一手。後手は飛車の逃げ場がなく、一見困っているようですが、控室では以下△5五銀▲同銀に△同角▲5六玉△8八角成の順が示されており、この変化は飛車が取れるものの、先手玉がかなり危ない形になります。果たしてどちらがペースを握っているのでしょうか。

西山女流三冠

時刻は15時を回り、両対局者におやつが用意されました。午後のおやつは里見清麗が「フルーツ盛り合わせ」「アイスカフェオレ(ノンカフェイン)」「フレッシュオレンジジュース」。西山女流三冠のおやつは「まるごと桃のパフェ」です。 ※写真はいずれも撮影用。

里見清麗のおやつ
(里見清麗のおやつ)

フルーツ
(午前は控えめの量だったが、午後のおやつは本来の量に)

まるごと桃のパフェ
(まるごと桃のパフェ)

△7三桂

時刻は14時を回り、図の△7三桂まで進んでいます。▲7四飛の王手を防いだ桂跳ねですが、代えて△7三歩では▲2四飛が厳しいため、この桂跳ねは里見清麗の「勝負手」と言われています。

里見清麗