2020年12月18日 (金)

81 (対局室では感想戦が行われている)

82 (勝った武富女流初段。中盤は苦しい局面に追い込まれていたようにも見えたが、じわじわと押し返して勝負形に。最後は一瞬の隙を見逃さずに一気に寄せきった。1、2回戦に続いて強敵を下し、3回戦を突破。初の本戦出場にあと3勝とした)

83 敗れた伊奈川女流初段。仕掛けからうまく手をつないでペースを握ったが、玉頭から手をつけられて体をひっくり返されてしまった。予選トーナメントはここで敗退。再挑戦トーナメントに回る。

84

Seirei20201218010186
東京で行われていた▲伊奈川-△武富戦は14時12分、86手までで武富女流初段の勝ちとなりました。消費時間は▲伊奈川1時間52分、△武富1時間39分。
勝った武富女流初段は予選トーナメントの準々決勝に進出。次戦で中村桃子女流初段と対戦します。敗れた伊奈川女流初段は再挑戦トーナメントに回り、敗者復活での本戦出場を目指します。

Seirei20201218010166_2
2筋を突破されてピンチを迎えていたようにも見えた後手でしたが、休憩明けの△2二歩~△3二歩は粘り強い指し回しでした。桂損を甘受して先手の狙い筋を消し、8筋からの攻めをなんとか間に合わそうとしています。図まで進むと後手の攻めも相当で、次に△8六銀と出る形が非常に厳しくなります。容易に土俵を割らない力強いしのぎで後手が勝負形に持ち込もうとしています。

5 (武富女流初段)

Seirei20201218010158
12時40分、対局は定刻どおりに再開されました。
再開後すぐに指されたのは自陣を補修する△2二歩。武富女流初段は攻め味を付けてから再び受けに回りました。▲2三歩と合わせられると竜は作られてしまいそうですが、飛車の利きが素通しのままでは戦いを挑むことも難しい状況でした。なんとか手を稼いで△7六歩~△7五銀を間に合わせたいところです。

61 (対局が再開して武富女流初段はすぐに△2二歩を着手)

62 (攻めの棋風の武富女流初段だが、▲加藤桃-△武富戦では粘り強い指し回しも光った。本譜もうまくしのいで反撃の形を築けるかどうか)

63

Seirei20201218010157
先手が仕掛けて戦いになった本局。伊奈川女流初段が巧みに手をつないで飛車をさばくことに成功しました。後手は2筋を支えることが難しく、押さえ込みを狙うような将棋ではなくなっています。

▲8八同玉(図)まで進んだところで12時となり、昼食休憩に入りました。消費時間は▲伊奈川1時間6分、△武富52分。対局は12時40分に再開されます。昼食の注文は伊奈川女流初段がなし、武富女流初段が「きつねうどん」(ほそ島や)でした。

31 (東京・将棋会館「桂」)

32 (▲8八同玉までの局面)

Seirei20201218010137
戦形は矢倉の力戦形になりました。得意のウソ矢倉で進める武富女流初段に対し、伊奈川女流初段は左美濃急戦で対抗。今期予選1回戦の▲加藤桃子女流三段-△武富戦の類似形となりました。

図は先手が仕掛けて中盤戦に入った局面。▲1六歩~▲4七金と力をためたのが伊奈川女流初段の工夫で、桂頭をケアしてから▲4五歩と仕掛けました。対する後手は、△6四銀~△7四歩と対応。前例に比べると後手も攻め味のある形です。▲4五歩に△5三銀上、▲3五歩に△7五歩と強く反発し、虎視眈々とカウンターを狙っています。▲加藤桃-△武富戦は盤面右側の戦いになりましたが、本譜は盤を広く使った戦いになりそうです。

2 (伊奈川女流初段。細かく手をつないでいく攻めが持ち味だ。本譜は望みどおり先攻する形になった)

11 (先手番となった伊奈川女流初段。
 伊奈川女流初段は千葉県木更津市の出身。所司和晴七段門下)

12 (後手番となった武富女流初段。
 武富女流初段は佐賀県佐賀市の出身。中田功八段門下)

13

14(記録係を務めるのは中倉宏美女流二段。写真は1回目の振り駒のもので、高く舞い上がった駒は畳の上で跳ね返り、奇跡的に立ってなんと振り直しになってしまった。手番は2回目の振り駒で決定している)

対局は定刻どおり10時に開始されました。
振り駒は歩が4枚。本局は伊奈川女流初段が先手番となりました。

伊奈川女流初段と武富女流初段はともに攻める居飛車党。伊奈川女流初段は角換わりや相掛かり、横歩取りと何でも指しますが、武富女流初段は相居飛車の将棋では矢倉の力戦形を多用しています。本局も図まで進み、得意の矢倉模様の出だしとなっています。

Seirei20201218010112

第3期大成建設杯清麗戦は予選トーナメントと再挑戦トーナメントが平行して行われています。予選トーナメントは3回戦が進行中。本日はその中から伊奈川愛菓女流初段と武富礼衣女流初段の一戦をお送ります。両者は本局が初手合い。現在4連勝中と好調な二人の対戦になりました。

対局は2020年12月18日(金)10時から、東京・将棋会館「桂」で行われます。持ち時間はチェスクロック使用の各2時間、使いきると1手60秒未満での着手。先後は振り駒で決定されます。

【第3期 予選トーナメント】
https://www.shogi.or.jp/match/seirei/3/yosen.html
【主催 大成建設株式会社】
https://www.taisei.co.jp/

2020年12月14日 (月)

隣で対局が続いていたため、感想戦は別室の「桂」に移って行われました。本局の勝利で女流二段に昇段した石本女流二段は「ずっと苦しいと思っていた。最後も負けの順があると思った」、敗れた中村女流三段は「やり損ないましたね」と振り返っていました。

Img_7981

Img_7994

Img_7999