2012年11月 8日 (木)

第20期倉敷藤花戦、開幕

おはようございます。第20期大山名人杯倉敷藤花戦第1局、里見香奈倉敷藤花-矢内理絵子女流四段戦は東京・将棋会館「特別対局室」にて行われます。
現在4連覇中の里見倉敷藤花がクイーン称号(獲得5期)に向けて好スタートを切るのか。それとも5度目の挑戦となる矢内女流四段が倉敷藤花戦三番勝負で初勝利を挙げてタイトル奪取に弾みをつけるのか。

注目の第1局は10時開始予定です。

中継サイトは棋譜・コメント入力を八雲記者、本ブログを紋蛇が担当致します。本日はよろしくお願い致します。


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(本日の東京は快晴だ)

(紋蛇)

2012年10月 1日 (月)

三番勝負日程

第1局 11月8日(木) 東京・将棋会館
第2局 11月23日(金) 岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」
第3局 11月24日(土) 岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」

感想戦

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(2年ぶりのタイトル戦出場を決めた矢内女流四段。倉敷藤花への挑戦は2005年の第13期以来となる)

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終局直後

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―― 一局を振り返っていかがですか。
矢内 構想が難しい将棋だったので自信はなかったですけど、そういう中で我慢しながら指せたのはよかったなと思います。
―― 倉敷藤花への挑戦は久しぶりですが、抱負を一言お願いします。
矢内 そうですね。本当にとてもうれしいです。倉敷藤花戦は一度も勝てたことがないので、まずは一勝を目指してがんばりたいと思います。

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―― 一局を振り返っていかがでしたか。
中井 金で歩を取ったところは(▲7五金=73手目)、たたきがあるので歩を取りたくはなかったのですが、指す手もわからなくなって……。あの辺りでおかしくしたかなと。その前までは少し指せるかなと思っていました。

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(中井女流六段が盤上の駒に手を伸ばし、感想戦が始まった)

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矢内女流四段挑戦者に

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96手で矢内女流四段が制し、里見倉敷藤花への挑戦を決めた。終局は14時51分、消費時間は▲中井2時間、△矢内1時間52分。

穴熊にかみつく

_84矢内女流四段が△7九銀(図)と穴熊にかみつく。とにかく王手がかかる形にするのが、穴熊を寄せる際のポイントだ。後手玉はほとんど詰み筋のない形で、気がねなく攻めに専念できる。形勢は後手よし。


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(14時40分頃の控室。井道千尋女流初段、石橋幸緒女流四段、中倉宏美女流二段らが検討中)

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後手、反撃のチャンス

_73中井女流六段の攻めに矢内女流四段が5筋からさばき、攻め合いの様相を呈してきた。後手は角が取られる形だが、先手が利かした▲6二歩がポイント。ここに歩があることで、受けに使えなくなっているためだ。先手はもう一手指せれば攻めの態勢が整うが、この瞬間は飛車も中途半端な位置だ。後手は反撃のチャンスが回ってきたといえる。一例は△7八歩▲同金△6六歩で、と金攻めを狙えば先手は受けが難しい。この順は▲6二歩をとがめている。ここで有効打が入れば、後手がおもしろい展開になりそうだ。


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(文)

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