2026年4月 3日 (金)

前夜祭(1)

18時からシンガポール日本人会で前夜祭が行われ、多くの地元ファンが駆けつける盛会になりました。

Dsc_2616(主催者あいさつ)

Dsc_2627(河村宣行・株式会社不二家代表取締役社長)

「叡王戦はペコちゃんのお菓子ボックスという箱を作り、その中にお菓子を入れて対局場に置き、棋士の皆さんに食べていただくということをずっとやってまいりました。このお菓子が棋士の皆さんに大変、好評だそうです。これは棋士の方がお菓子を好きというのももちろんあるんでしょうけれども、お菓子に含まれる糖分は頭脳の栄養になるんですね。対局に疲れた棋士の皆さんの栄養補給になっているんだなと思うと、お菓子と将棋の相性もよろしいんじゃないかなと思っております。明日の第1局につきましても、両棋士に選んでいただいた私どもの焼き菓子をご提供しますので、不二家のお菓子を召し上がっていただいて、対局に疲れた心身の癒しにしていただき、リフレッシュして、頭脳の栄養補給をして、熱戦に注ぎ込んでもらいたいという風に期待をしております」

Dsc_2645(日本将棋連盟常務理事の糸谷哲郎八段)

「本日はご多忙のところ、第11期叡王戦第1局前夜祭にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。皆様にお集まりいただいたことに心より御礼を申し上げます。本年は日本とシンガポールの外交関係樹立60周年という極めて意義深い節目の年に当たります。両国の関係は経済や外交のみならず、人と人との交流を通じて対話の文化が相互に育まれてきたものと認識しております。そうした文化交流の一環といたしまして、シンガポールのチキンライスが日本で親しまれる一方、日本のラーメンもまたシンガポールの皆様の日常に深く根付いていると伺っております。こうした食文化の話題は、両国の距離の近さと相互理解の進化を象徴するものだと思っております。将棋もまた、日本に根差しながらも、国境を超えて広がりつつある文化のひとつでございます。本対局が将棋という文化を通じた新たな交流の域となれば、これにまさる喜びはございません」

Dsc_2785(石川浩司・駐シンガポール日本国特命全権大使)

「昨年9月のシンガポールの王座戦に続きまして、叡王戦がシンガポールで行われることを大いに歓迎いたします。大使館、及び大使館の文化発信部門である『ジャパンクリエイティブセンター』としてこの対局を後援できることは非常に我々の大きな喜びでございます。ジャパンクリエイティブセンターでは、昨年来、3回に渡りまして、プロ棋士の方をお招きして教室を開催して多くのシンガポールの方々に熱心に参加いただきました。また、当地のアジア文明博物館におきましては、日本将棋連盟さまと共催で、将棋を題材にした漫画『3月のライオン』特別展、明後日4日から開催されました。日本語版に加えまして中国語版、そして英語版の読書コーナー、さらには叡王戦の紹介コーナーが設けられたと聞いております。
明日繰り広げられるであろう熱戦を契機に、シンガポールにおいて将棋がさらに存在感を高めるということを願ってやめません。今年2026年は、日本とシンガポール国交樹立60周年を『SJ60』と呼んでございますが、いろんなイベントをやってまして、122のイベントを開催してきております。また、先月にはローレンス・ウオン首相が訪日されて、両国関係を戦略的パートナーシップとしていくということにもなりました。さらに、今年11月にはSJ60のメインイベントを当地で開催する計画をしておりまして、ぜひ皆様と一緒に盛り上げてまいりたいと思っております。最後になりますが、明日行われる叡王戦が両国の文化交流をさらに深め、そしてまた盤を挟んで培われる相互理解がさらに広がっていく、そういう機会になることを願っております」