« 2024年10月 | メイン

2025年10月

2025年10月 6日 (月)

対局再開

Resta01(定刻前、先に手番の斎藤六段が戻っている)

Resta02 (攻めていくにも最適な組み合わせはどれか)

Resta03 (服部七段は定刻の直前に戻る)

Resta04 (対局再会の声がかかり、スーツの上着を脱いだ)

Resta05 (呼吸を楽にして盤上に視線を落とす)

再開から数分後、指されたのは盤上に据える▲6六角でした。

Shinjin202510060101_41(飛龍)

昼食休憩中の対局室

Hiru01(昼食休憩時の盤面)

Hiru07 (斎藤六段のお盆。ペットボトル多め)

Hiru08 (服部七段の座布団周り。愛用のデジタル時計や扇子が置いてあった)

Hiru02 (昼食休憩時の特別対局室)

(飛龍)

対局者の昼食

昼食の注文は服部七段が天ざるうどん(手打吉兆)、斎藤六段がハラミ&ステーキの欲張りお重(けむり屋牛力)。

Hiru03 (服部七段の昼食)

Hiru04 (バリエーションのある天ぷら)

Hiru05 (斎藤六段の昼食)

Hiru06 (ボリュームがすごい)

(飛龍)

昼食休憩

Shinjin202510060101_4012時、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲斎藤1時間14分、△服部44分。昼食の注文は服部七段が天ざるうどん(手打吉兆)、斎藤六段がハラミ&ステーキの欲張りお重(けむり屋牛力)でした。対局は12時40分から再開されます。

(飛龍)

ともに最後の新人王戦

新人王戦の出場規定に、10月1日時点で六段以下、並びに26歳以下(アマチュア選手や新四段には適用されないことも)があります。服部七段は昨年10月1日時点では六段でしたが、いまや七段となって来期は参加できません。一方の斎藤六段もこの夏に27歳になり、今期が最後の出場となりました。

Asa13_2(朝、対局開始を待つ両者)

50期を優に超え、何度か出場資格の変更があった中で複数回の優勝者はこれまで11人いました。服部七段は史上最多タイの3回目の優勝を目指します。

Fig1一方でこれまでの対戦は斎藤六段の1戦1勝。奨励会三段リーグ戦では、斎藤六段が第61回に四段昇段を果たして卒業したのに対し、服部七段が参加したのは第62回からで重なっておらず、対戦はありませんでした。

(飛龍)

新人王戦三番勝負の初めて

昨年12月に移転オープンした現関西将棋会館で新人王戦三番勝負が指されるのは、本局が初めてになります。5階の特別対局室は普段の日は温存されることが多く、タイトル戦を含めた番勝負など、限られた機会にしか使われません。

Hikae01 (5階には特別対局室があるだけなく控室が用意されている)

Hikae02(服部七段が控室1を使う)

Hikae03 (斎藤六段の控室も5階にある)

前期までの3期の決勝三番勝負はいずれも関西本部所属の棋士の間で争われ、東京本部から三番勝負進出者が出るのは4期前の伊藤匠四段(段位は当時)以来となりました。斎藤六段は伊藤現叡王の兄弟子に当たります。また、新人王戦にチェスクロック方式が導入されたのは3期前の第53期から。すなわち、東京本部所属でチェスクロック使用の決勝三番勝負を戦うのは斎藤六段が初めてとなりました。

Fig2(飛龍)

斎藤明日斗六段

◆斎藤 明日斗(さいとう あすと)六段◆
1998年7月17日生まれの27歳、神奈川県川崎市出身。宮田利男八段門下。2017年、四段。2025年、六段。棋士番号は311。
竜王戦は5組、順位戦はB級2組在籍。

Saitou02
今期は初戦に山口裕誠三段戦を制すと、横山友紀四段、藤本渚六段、柵木幹太四段の順に関西本部所属の棋士たちを下し、自身初の決勝三番勝負に進出しました。

(飛龍)

服部慎一郎七段

◆服部 慎一郎(はっとり しんいちろう)七段◆
1999年8月2日生まれの26歳、富山県富山市出身。中田章道七段門下。2020年、四段。2025年、七段。棋士番号は322。
棋戦優勝は3回。竜王戦は2組(未開幕の第39期から)、順位戦はB級1組在籍。

Hattori03
今期は初戦から山下数毅三段(現四段)、高橋佑二郎四段、徳田拳士四段、古賀悠聖六段の順に破って自身、2期連続3度目の決勝三番勝負進出です。過去の2回、第53期と前期は決勝三番勝負を制し、新人王戦優勝2回を数えます。

(飛龍)

対局開始前(2)

Asa08(両者がそろったところで一礼)

Asa09 (駒を並べ終えると記録係の崎原三段が振り駒を行った)

Asa10 (と金が3枚。斎藤六段の先手に決まる)

Asa11 (定刻になり、立会人の村山慈明八段が対局開始を告げる。第38期の新人王)

Asa12 (改めて一礼が交わされた)

(飛龍)

戦型は相掛かり

Shinjin202510060101_20対局開始から10分弱で上図。以下は▲7七角△4四角と駆け引きがあり、▲4四同角△同歩▲8八銀△8六歩から飛車先交換に進みました。

Shinjin202510060101_28Hattori02(服部七段は相手が得意のひねり飛車を警戒したと見られる)

(飛龍)