後手の方針は
図は11時20分頃の局面。ここまでの消費時間は▲増田8分、△高野43分。
控室では鈴木大介九段と阿部光六段が検討しています。
「いやあ、後手を持ってみたものの、次に指す手が全然わかりません」(鈴木九段)。
高野四段は受け身の棋風のため、攻め将棋の鈴木九段は方針が見えにくいようです。継ぎ盤では、図から△6四歩、△5三銀、△4四銀を候補手として検討されていますが、「自分の棋風だと後手が良くなるイメージが出てこないですね。高野四段の師匠の木村(一基)王位なら、どう指せばいいのか見えるのかしれません」と鈴木九段。高野四段の構想が注目されます。