« 2018年10月 | メイン | 2020年10月 »
増田康宏六段(写真左)と高野智史四段(写真右)による第50期新人王戦決勝三番勝負は、第1局制した増田六段が3回目の優勝まであと1勝という状況で第2局を迎えました。
対局は10月21日(月)に東京・将棋会館「特別対局室」で10時から行われます。持ち時間は各3時間。立会人は佐藤紳哉七段、記録係は岡井良樹三段(大野八一雄七段門下)です。先後は第1局と入れ替わり、増田六段が先手。両者の通算の対戦成績は増田六段4勝、高野四段1勝です。
本局の中継は棋譜コメントを玉響、ブログを睡蓮が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
【囲碁・将棋新人王戦 - 「しんぶん赤旗」】
https://www.jcp.or.jp/akahata/web_daily/cat11/
【新人王戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/shinjin/
――一局を振り返ってください。
増田 序盤からずっと難しい展開だと思っていました。中盤で飛車角交換できて指しやすくなり、優勢になったと思ったんですけど、最終盤かなり難しくしてしまって、最後は何とか逃げきれました。
――手応えはどの辺でしょうか。
増田 △7六桂(110手目)と打ったあたりです。自玉に詰めろがこないことを確認でき、相手玉に詰めろをかければいいので、勝ちかなと思いました。
――高野四段はいかがでしょうか。
高野 難しい将棋だと思ったんですけど、そっか……。どのあたりで判断を間違えたのか、とっさには分からないですね。飛車を渡してやれなかったとすれば、最初のほうに戻らないといけないかもしれないです。
――増田六段は3度目の優勝を目指すシリーズですが、意気込みはいかがでしょうか。
3回優勝することは難しいですし、過去に達成した棋士は少ないので、かなり強い気持ちで挑みました。
――2局目の抱負をお願いします。
増田 1局目に勝てたので、展開的に楽になったかなと思いますが、次は先手番なので、しっかり主導権を握って戦える将棋にしたいと思います。
高野 第1局は、先手番を落として負けで結構痛いと思ったんですけど、しっかり準備して、気持ちを切り替えて、3局目につなげるように頑張りたいと思います。
(紋蛇)
後手が大きく駒得し、寄せの道筋を立てやすくなっています。増田六段が勝勢です。
(紋蛇)