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2011年10月 5日 (水)

鈴木八段の見解

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図は11時10分頃の局面。消費時間は▲佐藤29分、△豊島2分。豊島六段はここまでほとんど時間を使わずに進めています。

立会人の鈴木大介八段の見解。
「この形は関東では先手よしという結論で最近は研究されていないと思います。豊島さんがこの形に誘導したということは、関西では新手が発見されて研究が進んでいる可能性がありますね。佐藤さんとしては怖いところでしょう」

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(控室で検討する鈴木八段)

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46手目から▲2六飛△3六歩▲3八歩△6四歩と進んで図の局面。
「あっ、羽生流だ」(鈴木八段)

前例は今年6月に行われた名人戦七番勝負第7局の1局のみ。▲森内俊之九段-△羽生善治名人戦(肩書は当時)で後手の羽生名人が敗れています。

「もちろん豊島さんには、研究手があるのは間違いありません。もうすでに勝負所ですね」(鈴木八段)

(八雲)