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2011年10月24日 (月)

守りの先手、攻めの後手

20111024_44図は13時35分頃の局面。佐藤天六段は7筋の位を取り、先手の囲いに圧力を加えた。6筋の歩も伸ばして、玉形の悪さを攻めでカバーする態勢を作っている。豊島六段は金銀3枚の銀冠を完成させた。非常に堅固な囲いだ。ただ3八の銀が取り残されてしまっているのが気がかり。藤井九段は3八の銀について次のように言う。「この銀はこれでいいんです。遊び駒は遊んでいてくれれば。中途半端に働かせようとすると、かえって邪魔になることもありますからね」


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(敵玉頭に位を取って攻勢を目指す佐藤天六段。玉形の悪さが不安の種)

(文)