佐藤六段は30分ほどの長考で▲2三歩とたたきました。これは控室で鈴木八段が「攻めるとまずそう」と解説していた手の一つ。
72手目の局面での鈴木八段の解説は(1)▲4四歩は△4五香(2)▲4六桂は△2五金(3)▲2三歩△同銀▲2一飛は△3二玉▲1一飛成△2二銀(参考図)で飛車が詰む。「この局面は攻めても反撃を呼ぶだけなので▲5六歩ぐらいしか手が見えません」というものでした。
「△2三同銀にどうするのでしょう。参考図まで進むと先手がはっきり敗勢と思いますので、飛車は打たないということでしょうか」(鈴木八段)
(15時20分頃、控室には広瀬章人七段と佐藤慎一四段が来訪)
(八雲)