2025年7月23日 (水)

昼食は福間清麗が鰻蒲焼(ごはん、香の物、肝吸いつき)、渡部女流四段がオニオングラタンスープ、チョコレートです。

Hiru03 (福間清麗の昼食)

Hiru04 (スタミナをつけるにはウナギ!)

Hiru05(渡部女流四段の昼食)

Hiru06 (オニオングラタンスープで戦う)

20250723_5412時、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲福間1時間2分、△渡部1時間56分(チェスクロック使用)。昼食の注文は福間清麗が鰻蒲焼、渡部女流四段がオニオングラタンスープ、チョコレート。対局は13時から再開されます。

20250723_48先手の銀が7四に進出したまま駒組みが進んでいます。図は▲3七桂に△2四歩の局面。渡部女流四段は4五の歩を守るどころか、角の利きに歩を突き出しました。

Watanabe02 (渡部女流四段は歩損を受け入れて駒組みを進める)

本棋戦の五番勝負は第3期から主催が大成建設に移行して以降、大成建設が建設に関わったホテルオークラが対局場に選ばれるようになりました。これまでの対局は以下のとおりです(姓や肩書、段位は当時。図はクリックで拡大します)。

Hookura0

福間清麗はすべて対局者として訪れており、3局とも先手です。また、第4期五番勝負第2局の立会人は、その後に渡部女流四段の夫となる野月浩貴八段が務めました。

他棋戦でも各地のホテルオークラは対局に使われています。ホテルオークラ福岡でのタイトル戦は、2004年11月に行われた第17期竜王戦七番勝負第3局、▲渡辺明六段-△森内俊之竜王(後手勝ち)以来2回目となりました。

10時頃、控室では1面の継ぎ盤を囲んで和やかに検討されていました。

Hikae01 (盤の前には、大盤解説会解説の大橋貴洸七段が陣取る)

Hikae02 (相手は片上七段。大盤解説会聞き手の長谷川優貴女流三段が見守る)

10時、両対局者に午前のおやつが出されました。福間清麗はホットミルクティー。渡部女流四段はメロンのショートケーキ、フレッシュレモンスカッシュです。

Oyatsu01 (福間清麗のおやつ)

Oyatsu02 (渡部女流四段のおやつ)

Oyatsu03 (2色のメロンがまんまるにくり抜かれている)

本局は▲5六歩△8四歩の出だしから先手中飛車です。

20250723_24まずは6筋で銀対抗に。▲4八銀に△4四歩で上図。渡部女流四段は角道を保留して駒組みを進めました。さらに▲5七銀上△3四歩▲5六銀△4三銀▲6五銀右で歩がぶつかるよりも早く、銀がぶつかる進行です。

20250723_29対して10分近い考慮で△4二金上に、1分の少考で▲7四銀と先手の右銀は5手連続で動きました。下図までの消費時間は▲福間5分、△渡部20分。この局面で渡部女流四段は15分以上、手を止めています。

20250723_31Fukuma02(福間清麗は決断よく銀をぶつけ、歩をかすめ取った)

Asa06(盤側に関係者がそろった)

Asa07 (挑戦者の渡部女流四段が先に盤の前に)

Asa08 (1分後には福間清麗が上座に就く)

Asa09 (駒を並べ終え、対局開始を待つ)

Asa10 (定刻になり、立会人の中田功八段が対局開始を告げた)

Asa11 (福間清麗、初手▲5六歩)

Asa12 (渡部女流四段、2手目△8四歩)

Asa13 (パタパタと進み、福間清麗は先手中飛車を選択)