2021年11月17日 (水)

0305_077広瀬八段と鈴木九段がABEMAの放送に出演。現地情報を伝えつつ、局面についても見解を述べました。実戦は図から△5七桂成▲同飛△3七角成▲同桂△5七飛成と進んでいます。

広瀬八段「70手目△8四桂からは互いに読み筋だと思います。△5七桂成はメリットとデメリットがあると思いますが、どう影響するかですね。△5七飛成の局面は居飛車(後手)がいいと思いますが、振り飛車(先手)も持ち駒が増えてきましたから何か手段がある気がします」

鈴木九段「居飛車は優勢だと思いますが、ここ数手は差が詰まったと思います。振り飛車に勝負手がありそうです。△5七桂成では単に△3七角成だったのではないでしょうか」

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0305_076図は次に△3七角成▲同桂△5六飛があります。飛車角交換はそこまで大きな差ではありませんが、3七桂の形は先手の守りが弱体化するため、後手が指しやすそうです。▲3七同桂から▲4五桂と使えればいいのですが、4五の歩が消えると△4八歩が痛い手になりそうです。

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Dsc_6667(街の中心、鳩森八幡神社。ちょっとわかりづらいが神社前は五差路だ)

Dsc_6674(神社の千駄ケ谷駅側にあるビル。1階は東京厨房、2階はアンフォラ)

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Dsc_6548(五差路を北西、代々木方面に行くと鳩やぐら)

Dsc_6601(五差路を南南東に行くと、ほそ島や。途中で西に曲がると東京・将棋会館)

Dsc_6588(神社に戻ってひと休み)

Dsc_6579_2(神社の花手水)

11月15日から19日の期間、千駄ヶ谷で『将棋めしスタンプラリー』が開催されています。東京・会館の対局ではお馴染みの出前店、「うなぎ ふじもと」「とんかつ ふじもと」「千寿司」「ほそ島や」「鳩やぐら」「モダン食堂 東京厨房 千駄ヶ谷店」「ワインビストロ アンフォラ」が参加します。内容は次のとおり。記者も16日に参加しました。

(1)JR千駄ケ谷駅改札内でスタンプ台紙を配布。
(2)上記の飲食店のうち1店で食事して台紙にスタンプ。
(3)東京・将棋会館の1階エントランスで台紙にスタンプ。
(4)JR千駄ケ谷駅改札内に戻ってオリジナル絵葉書等をゲット

Dsc_6534(スタート地点)

Dsc_6478(駅の内外には、たくさんのポスター)

Dsc_6480(駅構内にある「将棋コーナー」)

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Dsc_6502(改札でスタンプラリーの台紙をもらう)

広瀬八段にここまでの進行について聞きました。以下は広瀬八段のコメント。

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「1図で本譜は57手目▲5七同飛でしたが、▲4三成桂△5八歩成▲3三成桂△5八金もあったと思います。それでは自信がないと里見さんは思ったのか、それとも本譜でいけると思ったのかは気になるところですが、61手目▲7六飛(2図)に期待したのだと思います」

0305_0610305_064「2図から△3五歩▲3八銀△3四飛(3図)という後手の指し方は明るいですね。△5五角や△6四角を中心にしたコビン攻めの筋があります。実戦は3図から▲2六歩△6四角と進みました。▲2六歩は▲2七銀や▲2七銀打を用意して△3六歩に備える手です。形勢は6対4で後手がいいと思いますが、▲2六歩のような指しにくい手を選べるのは、さすが里見さんだと思います」

Dsc_6959(朝の様子)