2025年8月 7日 (木)

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福間清麗が渡部女流四段の勝負手にうまく対応し、局面は後手勝勢になりました。先手玉は7八金がはがされると△7九馬から寄り筋に入ります。一方の後手玉には詰みがありません。

20250807_68図は3八にいた飛車を2八に成った局面。ここで渡部女流四段は▲5六金!と歩頭に出る勝負手を放ちました。尋常な手では逆転に持ち込めないと判断したのでしょうか。対して△同歩には▲3三角成が狙いと思われます。立会人の屋敷伸之九段は「すごい手ですね。こんな手があったとは」と驚いています。

20250807a7305436_2(渡部女流四段)

15時になり、両対局者に午後のおやつが出されました。注文は、福間清麗が「ソレイユ、アイスティー(牛乳付き)、オリジナルジンジャーエール」、渡部女流四段が「モンブラン、オリジナルジンジャーエール」です。

20250807a7305480 (福間清麗のメニュー)

20250807a7305497_3 (渡部女流四段のメニュー)

20250807_56第1図は1五にいた角を4八に成った局面。ここから▲3三銀成△同飛▲同飛成△同銀▲6五歩(第2図)と激しい展開に進みました。

20250807_61第2図の駒割りは▲桂△銀で後手の駒得。加えて2九桂も取り残されているので、形勢は福間清麗がペースにつかんだと見られています。とはいえ、▲6五歩が先手期待の一着で、眠っていた7七角に活が入りました。どちらかといえば神経を使うのは後手のほうで、屋敷九段は「後手は対応を誤ると、いっぺんに悪くなります」と解説しています。

20250807a7305402(福間清麗)

20250807_4812時、この局面で渡部女流四段が21分使って使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は、▲渡部1時間19分、△福間1時間40分。昼食の注文は、福間清麗が「にぎり寿司」、渡部女流四段が「彩り海鮮丼」です。対局は13時に再開されます。

20250807a7305371(福間清麗のメニュー)

20250807a7305378(渡部女流四段のメニュー)

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第3局の対局場である「山のホテル」は、神奈川県箱根町にあるリゾートホテルです。庭園からは、芦ノ湖や富士山の眺望を楽しむことができます。1948年、三菱財閥4代目の岩崎小弥太男爵の別邸跡地にオープンしました。

【山のホテル】
https://www.hakone-hoteldeyama.jp/
【山のホテルの歴史】
https://www.hakone-hoteldeyama.jp/history/

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10時45分頃の控室では、現地大盤解説を担当する伊藤六段と小高女流初段が継ぎ盤を挟んでいました。まだ開戦前ということもあって、本格的な検討は始まっていません。

20250807a7305334(伊藤六段)

20250807a7305344(小高女流初段)

20250807a7305351(屋敷九段は、もう一つの継ぎ盤で関係者に解説中)

20250807_18渡部女流四段の居飛車に対し、福間清麗は十八番のゴキゲン中飛車を採用しました。第1図は、いわゆる「銀対抗」と呼ばれる形。そこから持久戦に発展して第2図に進みました。

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第2図は10時20分頃の局面。先手は銀冠の堅陣、後手はバランスにすぐれた木村美濃に組み上げました。実戦は△4二角と引き、▲3五歩△同歩▲同銀の仕掛けに△3一飛の反撃を用意しました。