図は▲５六金と歩を払った手に対し、その金頭に△５五歩とたたいた局面です。このたたきが厳しく、後手がペースを握ったと言われています。

▲５五同金と取るくらいですが、△３七成銀▲同桂△同飛成▲７四桂△同歩▲６四角が王手竜取りにならなくなっています。

△３七成銀のときに▲２四飛△同歩▲３三歩が予想されています。後手の７一銀型が見た目より堅く、先手の手駒が増えてもすぐに寄らない形をしています。

（再開明けの加藤桃子女流四段。現在は苦しい考慮になっているようだ）