現地大盤解説会は10日(水)13時に受付開始、13時30分から始まります。会場はThe Okura Tokyo プレステージタワー1階「曙の間Ⅱ」。定員は100名で先着順です。その他の詳細は下記のリンク先をご覧ください。
【大成建設杯第6期清麗戦 第1局大盤解説会のご案内】
https://www.shogi.or.jp/event/2024/06/6_1_1.html?mi=rlt_match
現地大盤解説会は10日(水)13時に受付開始、13時30分から始まります。会場はThe Okura Tokyo プレステージタワー1階「曙の間Ⅱ」。定員は100名で先着順です。その他の詳細は下記のリンク先をご覧ください。
【大成建設杯第6期清麗戦 第1局大盤解説会のご案内】
https://www.shogi.or.jp/event/2024/06/6_1_1.html?mi=rlt_match
今シリーズでは、楽天グループ株式会社が運営する無料のリニア型動画配信サービス「Rチャンネル」にてライブ配信が行われます。10日(水)8時45分から開始。第1局の解説は山本博志五段、聞き手は貞升南女流二段です。トップページに臨時掲出されるライブ専門チャンネルでご覧いただけます。見逃した方に向けての後日アーカイブ配信も行われる予定です。併せてお楽しみください。
【Rチャンネル】
https://channel.rakuten.co.jp/
【「Rチャンネル」、将棋の女流棋戦「大成建設杯第6期清麗戦五番勝負」をライブ中継で単独配信決定】
https://corp.rakuten.co.jp/news/update/2024/0703_01.html
大成建設杯第6期清麗戦五番勝負がいよいよ開幕します。福間香奈清麗(五冠)の挑戦権を獲得したのは加藤桃子女流四段。第3期、第4期に続いて3回目の顔合わせです。第1局は7月10日(水)9時に対局開始。対局場は東京都港区「The Okura Tokyo」。持ち時間は各4時間(チェスクロック使用)。切れたら1手60秒未満の着手となります。昼食休憩は12時から13時まで。
立会人は飯野健二八段、記録係は伊藤明日香女流初段。現地大盤解説会の解説は小山直希四段、聞き手は本田小百合女流三段が務めます。
本局の中継は、棋譜コメント入力を琵琶、ブログを生姜が担当します。よろしくお願いいたします。
大成建設杯第6期清麗戦五番勝負の対局場と日程は以下の通りです。本日はご観戦ありがとうございました。福間香奈清麗と加藤桃子女流四段による五番勝負は7月に開幕します。アツい勝負をお楽しみに。
第1局 7月10日(水) 東京都港区「The Okura Tokyo」
第2局 7月24日(水) 愛知県犬山市「ホテルインディゴ犬山有楽苑」
第3局 8月6日(火) 栃木県日光市「日光金谷ホテル」
第4局 8月20日(火) 大阪府大阪市「関西将棋会館」
第5局 8月27日(火) 東京都渋谷区「将棋会館」
感想戦のあとに加藤女流四段に囲み取材が行われました。
――あらためて、本局を振り返っていただけますか。
加藤 戦型を予想できなかったのですが、割と経験のある形で感覚的に序中盤はうまく指せたと思っています。▲3一角(43手目)を打ち込んでうまくいくかだと思いましたが、そのあとも振り飛車側の受けが難しかったようで冷静に対処できたと思います。
――▲3一角と打ったときの手応えはどうでしたか。
加藤 ▲3一角は狙い筋として、いつか打とうと思っていました。▲3六歩と突いてあって、△1四角と5八金を狙う筋がない状態で▲3一角と打てたので、好条件でできているはずだと思っていました。また、玉頭が手厚いので端攻めが炸裂しそうで手応えはありました。
――リードした手応えはいつ感じましたか。
加藤 指しているときは△7七角成(84手目)▲同金寄となっても怖いと思っていました。▲4三と(87手目)△同金が入って、後手玉が見えやすくなって勝ちやすい形勢になったと思いました。
――序盤の工夫はどのあたりでしょうか。
加藤 丸山ワクチンのイメージで指していました。7六に銀を収めようとしていました。女流名人戦のリーグ戦の▲大島(綾華女流二段)-△西山戦では、6筋の歩交換から▲5六銀~▲6七銀引と立て直していました。それも居飛車満足だと思いますが、自分は右銀を7六に収めたほうが勝ちやすいと思いました。相手が6三銀型か6三金型かで違いも出てきますが、その将棋を参考にしていました。
加藤 清麗戦の五番勝負は久しぶりです。五番勝負は持ち時間が4時間あって、チェスクロックですが、先日戦った女流王位戦と同じ持ち時間です。感覚としては女流王位戦の延長戦だなと捉えています。持ち時間をうまく使って、納得いく指し手を積み重ねたいと思います。
――清麗戦ではどういうテーマで臨みますか。
加藤 いまはまだわかりませんが、直前のタイトル戦を踏まえたうえで対策を立てたいと思っています。
――加藤女流四段にとって清麗は、女流棋士に転向して最初に獲得したタイトルです。
加藤 タイトルを獲得したシリーズ(第3期)は、タイトル戦を意識して日々の生活を考えながら五番勝負の期間を過ごしました。
これからも同じように一日一日を大切にしていきたいと思います。そのときの初心に戻ったつもりで臨みたいと思います。
――関西に移籍されました。いい影響はありますか。
加藤 今回ですと、女流王位戦五番勝負をストレートで敗退したのは大きな出来事でした。今日まで、気持ちの切り替えの期間が大事だと思って、VSを頼みまくりました。それを引き受けてくださったので、感謝していますし、鍛えてくださっている環境が、自分にとってよかったなと。将棋を指すことで気持ちを切り替えることができました。
――五番勝負は初めての対局場もあると思います。
加藤 初めての対局場はワクワク感があります。夏場で暑いと思います。そのあたりは体調管理をしっかりしたいと思います。料理はご当地にあったものいただけたら。そういったところで気分転換を楽しめたらと思います。
――女流王座戦、女流王位戦に続いてタイトル挑戦です。
加藤 ここ数日は今日に間に合わないのではと思っていました。心配でしたが、将棋に気持ちをぶつけられてよかったです。
――女流王位戦の結果を生かせて五番勝負に向かえそうですか。
加藤 負けてしまったことも前向きに捉えて進んでいけそうに思います。
――一局を振り返っていただけますか。
加藤 序盤は模様をどう取るかというところがありました。▲7五歩(29手目)から▲7六銀引(39手目)と収まったあたりはまずまずと思っていました。でも、片寄るので反撃が怖かったところもありました。本譜は割と押さえ込むことが出来たと思います。
――どのあたりでリードできたと思いますか。
加藤 駒得になったところは少しいいのかなと思いましたが、流れ弾に当たるといけないので、最後まで気を引き締めて指していました。
――どのあたりで勝ちになったと思いますか。
加藤 ▲6一角(93手目)と打って、後手に味のいい受けがないので(勝ちになったと思います)。
――五番勝負の抱負をお願いします。
加藤 挑戦するからには取りにいきたいですし、自信を持って指したいと思います。
――本局を振り返っていかがでしたか。
西山 一手一手考えながら指す展開でしたが、少し自信がないと思いながら指していました。
――どのあたりで形勢を損ねてしまったと感じましたか。
西山 模様が悪いと感じていましたが、アヤを求めるのが難しい展開にしてしまったので、最初の段階でもうちょっと主張を作る指し方があったのかなと思いました。