2024年7月23日 (火)

現地大盤解説会は当日13時に受付開始、13時30分に解説開始。会場は犬山市民交流センター フロイデ「フロイデホール」(対局場のホテルではないのでご注意ください)。定員は100名で先着順、料金は2,000円。下記リンク先からお申込みください。解説は柵木幹太四段、聞き手は北村桂香女流二段です。

【第2局大盤解説会のご案内】
https://www.shogi.or.jp/event/2024/07/6_2_2.html

楽天グループ株式会社の動画配信サービス「Rチャンネル」にてライブ配信が行われます。当日8時45分から配信開始。第2局の解説は遠山雄亮六段、聞き手は伊藤かりんさんです。「トップページに臨時掲出されるライブ専門チャンネル」にて、無料でご覧いただけます。見逃した方に向けての後日アーカイブ配信も行われる予定です。

【Rチャンネル】
https://channel.rakuten.co.jp/

大成建設杯第6期清麗戦五番勝負、第1局は福間香奈清麗が加藤桃子女流四段に勝ちました。第2局は2024年7月24日(水)に愛知県犬山市「ホテルインディゴ犬山有楽苑」で指されます。

対局開始は24日9時。持ち時間は各4時間(チェスクロック使用)で切れたら一分将棋。12時から13時まで昼食休憩。第2局の先手番は加藤女流四段。立会人は村山慈明八段、記録係は榊菜吟女流2級です。

棋譜コメントは夏芽、ブログ更新は牛蒡が務めます。よろしくお願いします。

【第2局 棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/6/seirei202407240101.html

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2024年7月10日 (水)

感想戦終了後、改めて福間清麗にインタビューが行われました。その模様は後にRチャンネルでご覧いただけます。お楽しみください。

Dsc_0582(リラックスした表情も見せていた)

以上で本局の中継を終了します。ご観戦いただきありがとうございました。

終局直後、両対局者にインタビューが行われました。

Dsc_0516_2 (終局直後の様子)

Dsc_0515(勝った福間清麗)

【福間清麗のインタビュー】

――本局は途中まで今期の女流王位戦五番勝負第3局と同じ進行だった。

福間 いろんな組み合わせがあるのであまり本命ではなかったんですけど、手を変えられて新しい将棋になったかなと思います。

――桂交換になったあたりは。

福間 左桂が交換できる形になったのでそんなに悪くないのかなと思っていました。

――飛車が成り込んだあたりは。

福間 少しよくする順があったのかなと思いながらやっていたんですけど、あの辺りは1手1手難しくてわからないまま指していたところはあります。

――▲4一竜と切ったところは手ごたえがあったか。

福間 △5一飛とぶつけられる筋を警戒して先に切ったんですけど、その直後に読み抜けがあってひどい手順にしてしまったと思っていました。

――それはどういう読み抜けがあったのか。

福間 ▲6五金としたんですけど……駒割りをうっかりしていて。手を渡す感じで指すほうがよかったです。

――▲2二銀から▲2一飛と迫った局面は。

福間 少し足りないのかなと思っていました。

――勝ちを意識したのはどこか。

福間 △3一香と打たれて、▲4九銀が詰めろになったので、少し(後手が)困っているのかなと思いました

――次戦に向けての抱負をお願いします。

福間 体調に気をつけて臨みたいと思います。

Dsc_0521(敗れた加藤女流四段)

【加藤女流四段のインタビュー】

――女流王位戦第3局と同じ進行だったがどう見ていたか。

加藤 あまり本譜は想定していなかったです。

――△6五桂と跳ねて戦いになりました。

加藤 単に▲7七桂のぶつけはちょっと意外でした。△7二飛と寄った局面は少し自信があったんですけど、次の▲7四桂のときに△5四歩がおかしかったのかなと思っています。

――8筋にと金を作られて飛車を成り込まれたがどう見ていたか。

加藤 やや模様が悪いと思っていて、粘る方針でいました。

――▲4一竜と切られたところはどうだったか。

加藤 意外で、ちょっと楽しみが出てきたなと思いました。

――よさそうな局面が続いていましたが、どこで悪くなったと感じたか。

加藤 悔やんでいるのは△4九角成としたところで、△3一金と比較していました。ちょっと読みきれなかったんですが、多分△3一金と受けたほうがよかったです。

――次戦に向けての抱負をお願いします。

加藤 体調を整えながら次も頑張ります。

インタビュー後は大盤解説会の会場に向かいました。

20240710115図の局面まで、115手で福間清麗が勝ちました。終局時刻は18時9分。消費時間は、▲福間3時間57分、△加藤4時間0分。福間清麗は白星スタート。第2局は7月24日(水)に愛知県犬山市「ホテルインディゴ犬山有楽苑」で行われます。

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ここで加藤女流四段は△3五角としましたが、どうも予定通りではない印象です。というのも、△3六金で後手勝ちならわかりやすい情勢でした。しかしそれだと▲3二銀△同玉▲2四桂△同歩▲2三角△同玉▲3一銀不成以下の詰みがあります。内山女流初段も「△3五角は本意じゃない気がします」とのことです。△3五角に▲5三歩が軽手。△5三同角だと先述の詰みがありますし、△5三同金だと成桂の当たりがなくなります。形勢は福間清麗が抜け出しました。

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17時の局面です。形勢はどちらかに大きく振れておらず、難しい戦いが続いています。両者の残り時間の差もほとんどありません。「一分将棋になりそうですね」と飯野八段。終盤勝負になりそうです。ここで検討では△4四角が挙がりました。攻防に利かした角打ちで、△6二角から△3六桂が実現すれば後手が勝ち筋といえます。

Dsc_0433(福間清麗は3六のキズが気がかり。桂を渡さずに攻めたい)