終局後インタビュー
――一局を振り返っていただけますか。
加藤 序盤は模様をどう取るかというところがありました。▲7五歩(29手目)から▲7六銀引(39手目)と収まったあたりはまずまずと思っていました。でも、片寄るので反撃が怖かったところもありました。本譜は割と押さえ込むことが出来たと思います。
――どのあたりでリードできたと思いますか。
加藤 駒得になったところは少しいいのかなと思いましたが、流れ弾に当たるといけないので、最後まで気を引き締めて指していました。
――どのあたりで勝ちになったと思いますか。
加藤 ▲6一角(93手目)と打って、後手に味のいい受けがないので(勝ちになったと思います)。
――五番勝負の抱負をお願いします。
加藤 挑戦するからには取りにいきたいですし、自信を持って指したいと思います。
――本局を振り返っていかがでしたか。
西山 一手一手考えながら指す展開でしたが、少し自信がないと思いながら指していました。
――どのあたりで形勢を損ねてしまったと感じましたか。
西山 模様が悪いと感じていましたが、アヤを求めるのが難しい展開にしてしまったので、最初の段階でもうちょっと主張を作る指し方があったのかなと思いました。
加藤女流四段が勝利して挑戦権獲得
決めに出る
先手の堅陣
急所に手をつける
将棋会館(3)
(売店には日本将棋連盟100周年のコーナーも設置され、ハンドタオルやボールペンなどが販売されている。これらは日本将棋連盟オンラインショップでも購入できる
https://item.rakuten.co.jp/shogi/c/0000000292/)
(日本将棋連盟100周年を記念した駒も販売されている。盛上駒は掬水作の錦旗書の駒。彫埋駒は淘水作の錦旗書。彫駒は小楠作の水無瀬書)
将棋会館(2)
(将棋会館入り口。右は大山康晴十五世名人の陶板西山女流三冠が出演する女流棋士発足50周年記念パーティーの案内も。チケットは売り切れたが、特別グッズの販売は5月31日まで行われている。なお、関西では12月に開催予定。
https://tiget.net/events/309913/shops/3800)
(将棋会館の売店。遠方の方はオンラインショップの利用がおすすめ
https://www.rakuten.co.jp/shogi/)