立会人を務める佐藤和俊七段に福間清麗と西山女流三冠の将棋について語っていただきました。
佐藤和七段「福間さんは振り飛車の中でも時々で選択がありますが、先手番のときに初手▲5六歩スタートが多く、中飛車にこだわりがあって指されている印象です。男性棋士も含めてそこまで中飛車に特化した人はいないのでインパクトがありますし、スペシャリストといった感じがします。
西山さんも時代によって作戦を選択している印象ですが、三間飛車にこだわりを強く感じます。本局も三間飛車の可能性が高いかと思いましたが、思わぬ変化球が見られました。タイトル戦の番勝負を戦うというのは特殊な環境で、しかも振り飛車党同士がこれだけ多く盤を挟んだのはこれまでの歴史でありません。居飛車党同士の対戦とは違った面白さや駆け引きがあります。
中でもこのお二人だらかこその戦いがあり、お互い相手に特化した作戦を採っています。棋風は西山さんが攻め寄り、福間さんが受け寄りと言われていますが、私にはお互いに主導権を取りにいくような積極的な姿勢を示すことが多いように感じます」
