2024年7月 9日 (火)

開幕式

18時ごろから開幕式が開催されました。こちらでは明日に向けての両対局者の抱負、福間清麗による清麗杯の返還などが行われます。なお、一般の方の来場はなく、関係者間のみで実施されています。

Dsc_0151_2(開幕式会場)

Dsc_0153(右が「清麗杯」。左がレプリカ)

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Dsc_0173(相川善郎・大成建設株式会社代表取締役社長)

「清麗戦は大成建設グループの『人がいきいきとする環境を創造する』という理念のもと、社会貢献活動の一環として、学術・文化の発展及び女性の活躍推進の観点から、第3期の清麗戦より主催させていただいたものであり、今回で4年目となります。本年は公益社団法人日本将棋連盟様の100周年を迎える年であり、また女流棋士の発足から今年で50周年を迎えられたということで誠におめでとうございます。弊社は今後とも清麗戦を通じ、女流棋士の益々のご活躍に尽力して参ります。主催者といたしまして福間清麗と加藤女流四段がお持ちの力を存分に出し切れるよう、万全の準備をさせていただくとともに、全国の将棋ファンの皆さまに多く楽しんでいただけるよう精一杯努めさせていただく所存でございます」

Dsc_0181(清水市代・日本将棋連盟常務理事)

「あらためまして大成建設株式会社様には日頃より日本古来の伝統文化である将棋へのご理解、そして女流棋界へのご支援、ご尽力を賜っておりますこと深く感謝申し上げます。いよいよ明日から番勝負が始まるわけですが、オークラ様の対局場での清麗戦第1局、そして挑戦者が加藤桃子さん、このキーワードが並びますと第3期の清麗戦が思い出されます。加藤さんが初めて清麗戦の番勝負に登場したのですが、第1局の和服が大成建設様のシンボルマークであるオレンジ、ブルー、グリーンの3色を和服にコーディネートされて初戦に臨まれた。清麗に懸ける思いと感謝の気持ちがあふれる対局姿がとても印象に残っております。迎え撃つ福間清麗ですが、対加藤戦への感想といたしましては、福間清麗は『加藤さんの深い研究を知ることは大変緊張感があって、苦しい時間が長いけど楽しみでもある』とおっしゃっておりました。昨年の清麗戦の就位式では、来期に向けて『少しでも強くなれるように頑張りたい』とおっしゃっておりました。この一年でどれほど強くなってしまったのか、大変恐ろしい気もいたしますが、そんなお二方のタイトル戦となります」

Dsc_0205(福間清麗から清麗杯の返還が行われた)

Dsc_0208(福間清麗にはレプリカが授けられる)

Dsc_0219(福間香奈清麗)

「先ほど検分をしました。外はすごく暑かったのですが、対局場はすごく快適で、最高の環境を作っていただいておりました。ありがとうございます。明日から清麗戦が開幕しますけれども、自分の力を出しきれるように頑張って参りたいと思います」

Dsc_0235(加藤桃子女流四段)

「清麗戦のタイトル戦を再び戦えることに喜びを感じております。清麗は女流棋士になってから初めて獲得した大変思い入れのあるタイトルです。その舞台でまた力を試されるわけですが、一生懸命頑張りたいと思っております。素晴らしい対局会場と対局環境を整えてくださいまして、心より感謝申し上げます。五番勝負をより充実したものにするために自分の納得いく指し手を一手一手、積み重ねていきたいと思っております」

Dsc_0240(両対局者の記念撮影)

以上で本日の中継を終了します。明日もどうぞよろしくお願いいたします。

(書き起こし=琵琶)