第1局は里見女流四冠が勝ちました。終局時刻は17時47分。消費時間は▲加藤3時間58分、△里見3時間46分。第2局は7月22日(金)、新潟県新潟市「ホテルオークラ新潟」で行われます。
2022年7月
2022年7月 8日 (金)
後手勝勢
加藤清麗は粘り強い指し回しを続けますが、図で△6五桂が決め手。飯野八段は「詰めろ逃れの詰めろですか」とつぶやきました。
勝負手を連発
加藤清麗は約1時間の考慮のすえに、▲6二角と打ち込みました。
△6二同金なら▲1二竜△同香▲6二香成の狙いです。飯野八段は途中の△1二同香に代えて、△6三金▲9二飛△同玉▲7二竜△8二桂と受けて、△5九歩成を間に合わせれば後手優勢と検討していました。
実戦は、▲6二角に△同飛と応じました。▲同香成△同金▲5一飛なら△6一香が堅いため、▲7一竜!△同玉▲6二香成△同玉▲4二歩成と迫っています。
後手玉を薄くすることに成功しましたが、先手はかなりの駒損です。里見清麗は▲4二歩成に△6三銀打▲9二飛△8五銀と受けに回りました。
局面の焦点は先手が食いつけるか、後手がしのぐかに絞られました。残り時間は▲加藤52分、△里見43分とほぼ互角です。
加藤清麗の長考
午後のおやつ
午後のおやつは、加藤清麗が「新エクストラスーパーマンゴーショート」「アイスレモンティー(氷少なめ)」です。里見女流四冠には13時に「フレッシュオレンジジュース」「フレッシュトマトジュース」が出され、15時30分前に「アイスカフェオレ」を追加注文しました。
(「新エクストラスーパーマンゴーショート」「アイスレモンティー(氷少なめ)」)
控室にも「新エクストラスーパーマンゴーショート」が出されました。清水市代女流七段・日本将棋連盟常務理事は「マンゴーはそのままいただくことが多く、ショートケーキは初めてでした。二層のクリームは違った味わいで、とてもおいしいです。この厚みは必要な分厚さです」とコメントしています。