2021年9月

2021年9月23日 (木)

13時に対局が再開されました。加藤桃女流三段はすぐに指さず、手を止めています。

Dsc_0765(12時50分、里見香清麗が考えていた)

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Dsc_0768(加藤桃女流三段が戻る)

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Dsc_0751 (赤身、中トロ、いか、白身、縞鯵、コハダ、いくら、煮蛤、穴子、巻物=干瓢、玉子=芝海老入りの玉子焼き)

Dsc_0749 (以上、里見香清麗の品)

Dsc_0740001 (加藤桃女流三段の品)

2021092363 12時、この局面で昼食休憩に入りました。▲6五同桂までの消費時間は、▲里見香1時間44分、△加藤桃1時間6分。昼食の注文は、里見香清麗が「鮨・山里 A10貫・巻物・味噌椀」。加藤桃女流三段が「蟹の卵入りふかひれのスープ、麻婆豆腐とごはん、フレッシュグループフルーツジュース」。対局は13時から再開されます。

Dsc_0728(控室のモニターから。加藤桃女流三段は休憩に入ってから15分以上その場で考えていた)

Dsc_0755(里見香清麗は12時29分に対局室に戻ってきた)

対局開始から佐藤康九段、佐藤天九段、清水女流七段が関係者に局面の解説をしていました。ダイヤモンド美濃について堅い構えと解説した直後、「最近では堅くないと言う若手棋士もいるんですけど」(佐藤天九段)の言葉に笑いが起こりました。

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Dsc_0724(11時10分、清水女流七段が解説していた)

Dsc_0726(「△3三金寄と固めたいんですけど、▲5四歩と動かれてしまいます」(清水女流七段))

Dsc_0693001(控室にはオークラ東京のお菓子が用意されている)

オークラ東京は1962年に開業しました。日本を代表する伝統のホテルです。「帝国ホテル 東京」「ホテルニューオータニ」と並び「御三家」とも呼ばれています。2019年には、竣工から50年が経過した本館の改装工事が行われました。施工は大成建設が担っています。

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Dsc_0721 (広々としたエントランス)

Dsc_0723 (マスク越しにも植物のいい香りが感じられた)

Dsc_0714(対局室は41階(最上階)。写真の右上の辺りで指されている)

Dsc_0698(ロビーには立派な生け花が飾られてある。季節によって変わるとのことだ)

Dsc_0700 Dsc_0711(ロビーにはくつろげるスペースが多い。テレワークにも活用できる)

Dsc_0707(和風のシャンデリアと開放感のある吹き抜けが特徴。上から見下ろしたときに椅子が梅の花に見えるようにイメージして作られたそうだ)

10時のおやつです。里見香清麗が「ジンジャーエール」、加藤桃女流三段が「シャインマスカットショートケーキ、アイスティー」を注文しました。


シャインマスカットショートケーキは奈良県産のシャインマスカットを使用し、シロップにはエルダーフラワーのシロップを使っています。飾りに一粒とスライスしたマスカットをジュレで固めたデコレーションを施し瑞々しさを演出しています。こちらは12時に提供されます。

Dsc_0681(ジンジャーエール)

Dsc_0689(アイスティー)

Dsc_0729(シャインマスカットショートケーキ)

両者の対戦成績は里見香清麗の23勝6敗です。現在、里見香清麗が14連勝中。本棋戦で当たるのは初です。
初手合いは約10年前の2011年でした。当時の里見香清麗はすでに女流三冠(女流名人、女流王将、倉敷藤花)を保持し、女流棋界を代表する存在でした。一方の加藤桃女流三段は奨励会に在籍しながら初代女流王座に就いており、若手のホープでした。
以下に過去のタイトル戦の戦績を記します。

第3期リコー杯女流王座戦五番勝負(2013年度)
○里見香3-1加藤桃●

第7期マイナビ女子オープン五番勝負(2014年度)
●里見香1-3加藤桃○

第6期リコー杯女流王座戦五番勝負(2016年度)
○里見香3-0加藤桃●

第7期リコー杯女流王座戦五番勝負(2017年度)
○里見香3-2加藤桃●

第40期女流王将戦三番勝負(2018年度)
○里見香2-0加藤桃●

第31期女流王位戦五番勝負(2020年度)
○里見香3-0加藤桃●

第47期女流名人戦五番勝負(2020年度)
○里見香3-0加藤桃●

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里見香清麗の5筋位取り中飛車に、加藤桃女流三段が居飛車穴熊で対抗し、戦型が決まりました。両者とも想定していた展開なのか、指し手が早いです。

20210923389時40分の局面です。先手は5六にいた銀を4七に引きました。5八飛を動かし、▲5八金左とすればダイヤモンド美濃が完成します。後手は△3二金とすれば「松尾流穴熊」と呼ばれる強固な穴熊になります。がっぷり四つの戦いになりそうです。

Dsc_0522001 (対局日前日、戦型予想のインタビューに答える佐藤天九段。女流棋士の将棋もしっかりチェックしているようで、詳細な見解をうかがえた)

Dsc_0525001(佐藤天九段の戦型予想は棋譜中継の8手目コメントをご参照ください)

Dsc_0541(本日の東京都は晴れ)

Dsc_0544(朝の対局室)

Dsc_0556(8時43分、里見香清麗が入室)

Dsc_0559(日本将棋連盟会長・佐藤康光九段、佐藤天九段、清水女流七段らが見守る)

Dsc_0573(8時50分、加藤桃女流三段が入室)

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Dsc_0585(両対局がそろった)

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Dsc_0618(振り駒は矢口則彦・大成建設株式会社代表取締役副社長執行役員が務めた)

Dsc_0619(歩が3枚。練習では駒が立ったので、振り直しの場合の確認もされていたが、1回で終了した)

Dsc_0653(里見香清麗)

Dsc_0661 (加藤桃女流三段)

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定刻の9時に対局が開始されました。

本局の模様はABEMAで生中継されます(要プレミアム会員登録)。
8時30分に開始。解説は田村康介七段、佐藤和俊七段。聞き手は山根ことみ女流二段、和田あき女流初段です。

【第3期大成建設杯清麗戦五番勝負第1局里見香奈清麗対加藤桃子女流三段】
https://abema.tv/payperview/BFkmfyEahGwGDD

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